パタゴニア・ウユニ塩湖旅行

旅の前後のこと

 1 はじめに

 退職前後から ペリト・モレノ氷河とパタゴニアの絶景風景を見たいと考えていた。また7〜8年前テレビで夜のウユニ塩湖に星空が写しだされる光景を観て、妻といずれは訪れようと話をしていたが、その機会のないまま年月が経過していった。

 夏の盛りに妻から南米までの長距離飛行は次第にきつくなるから、次のシーズンに行かないかと話しかけてきた。雨期のウユニ塩湖が見たいなら12月から翌年の3月ごろまでだ。

 レンタカーで走ろうかと思ったが、まず言葉が問題。それにメル友からパタゴニアで予約したレンタカーが、スタッフが出社せず店舗が閉まったままで、借りることが出来なかったと話していた。そのためこの旅はツアーを探すこととした。

 2 ツアーの申し込み

 行先は、パタゴニア(ペリト・モレノ氷河 パイネ国立公園) ウユニ塩湖は絶対にはずせないとWEBで各社のツアーを検索した。どのツアーもパタゴニアは ペリト・モレノ氷河とパイネを訪れるが、エル・チャルテンに行くツアーが見つからない。

 諦めかけていた時、2012年にブラジル・べネズエラ旅行に参加したユーラシア旅行社から「最果ての地 パタゴニア 浪漫あふれる風の大地」が送られてきた。

 その中に唯一エル・チャルテンを訪れるツアーがある。さらにラパスでは「月の谷」も入っている。「最果ての地 パタゴニアとウユニ塩湖 南米絶景紀行 19日間」(出発は2月20日)を申し込もうと妻との相談がまとまった。妻は南米行はこのシーズンで最後にしたいと言っているから催行の見込みを確認しておきたい。

 9月ユーラシア旅行社に出かけた。ツアーの内容を確認。催行の可能性について訊ねる。現在の申し込みは10名で、私たちを合わせると12名です。最少催行人数は10名です。このコースは人気があり毎年催行されているから、おそらく催行することになると思いますとのことだった。

 この話を聞いて ユーラシア旅行社 で旅しようとその場で仮予約を済ませた。後日申込に必要な書類が送られてきて提出。申込金6万円を送金した。

 3 ツアー催行決定まで

 12月、2月20日午前に時間はないかと友人から問い合わせ。ツアーの出発日だが、成田空港の集合時間次第では参加できるので、それを確認後返事をすると電話を切った。

 ユーラシア旅行社に電話。現在参加人数は12名ですから、キャンセルが無ければ催行します。航空機は ユナイテッド航空006便 成田発16:30でヒューストン行きを予約済みです。集合はしたがって14:30ですとのこと。家から成田空港までバスで40分。友人に参加と返事をした。

 12月末 ユーラシア旅行社のWEBで催行状況を調べる。2月出発もいくつか催行決定になっているが、私の参加ツアーは予定のままだ。1月上旬では参加ツアーよりも後の出発のツアーの催行が決定している。

 1月15日WEBで調べる。2月出発では、このツアーだけが催行予定、その他のツアーは全て決定だった。19日は日曜日。昼前速達で書類が送られてきた。ユーラシア旅行社からで、催行決定の通知と手続きや旅行代金振り込みに関することだった。

 その中でツアー催行決定が遅くなった理由らしきことが記載されていた。ウユニ塩湖では塩のホテル2連泊予定だが、1泊は大幅な予約超過状態。ホテル側に厳重な抗議をし引き続き交渉しているが、この状況解消の見込みがありません。

 旅行催行のためにはウユニ村にホテルを変更せざるを得なくなりました。もし塩のホテルに宿泊できなかった場合は、44,575円を帰国後返金します。(後日 別の塩のホテルで宿泊できることになった)

 詳細日程表は出発の7日前までに送るが、航空機はデルタ航空で決定 成田空港集合は13:05 飛行機は15:05発 アトランタ行きに変わっていた。2月20日午前は欠席と友人に連絡した。

 また封書が届く。ペリト・モレノ氷河での氷河上を歩くミニトレッキングについて。直近に事故(後日心臓麻痺で死亡と聞いた)があり、66才以上はトレッキングができなくなった。ついては対象者は ウプサラ氷河などへの7時間のクルーズに変更と。

 2月11日 最終確定日程表が送られてきて パタゴニアとウユニ塩湖の旅を楽しめることが やっと確定した。

 4 高山病対策と長くつの調達

 一昨年ブラジル・ベネズェラ旅行にご一緒した方が、1月24日出発で同じコースに出かけられている。丁度帰国されたところだと、今回の旅の様子を電話で尋ねた。

 ウユニ塩湖は水が膝まであり長くつは必要。高山病対策としてダイアモックス持参の人がいたと。

 長くつは嵩が小さくなるものを探す。日本野鳥の会 が販売しているものが良さそうだ。WEBで調べた取扱い店に出かけたら、直近の大雪で在庫なし。数日後に入荷予定だったので予約。後日受け取った。

 高山病対策は 日本旅行医学会 と 日本登山医学会 のWEBで調べた。専門医の認定制度があること、薬のダイアモックスは処方薬であること知った。

 さっそく近くの認定医院に電話、予約を入れた。高山病についての医師の説明と対策を聞いて、ダイアモックスを入手した。

 いずれもツアーに出かける4日前に準備、間に合ってよかった。

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)