パタゴニア・ウユニ塩湖旅行

2014.2.20〜3.10

第10日 3月1日

ウシュアイア ビーグル水道 ティエラ・デ・フエゴ国立公園
 

 6:00 起床 7:00 食事 8:40 ホテル発 8:50 港に到着 対岸の雪山はチリ。

 9:10 ビーグル水道クルーズの船 双胴船に乗る。アッパーのVIPルームだ。高い位置だから遠くが見える。座席もひとりづつ独立している。

 9:35 船は静かに動き始めた。ウシュアイアの街が見える。山の中腹に宿泊しているホテルがぽつんと建っている。 岩礁に鳥がいっぱいいる。今見えているのは皇帝ウミウとの放送。添乗員が許しを得て、船内放送を日本語に訳して流してくれる。

 10:10 レイノルズ島に上陸。島の反対の高台を目指す。鳥の頭がちらっとみえる。2羽のカウケン(マゼランガン)だ。道なりに歩くと近づいていく。そこをまわれば姿が見えると音をたてずに進んだが、突然とび去っていった。

 高台につく。虹がでている。その先に見えるのがビーグル水道で、大西洋と太平洋をつないでいるそうな。記念写真を撮って船に戻る。島に残っている人がいないことを船員が確認している。10:40 再びクルーズ開始。

 チリの雪山と岩礁の鳥を写す。岩ウミウ 王様ウミウなどと説明がある。ウミウは岩礁の上の方にいる。気が付くと水際にハーレムのオッタリアの1群れ。岩礁は多く、どの岩礁にもおびただしい数のウミウがいて、日光浴をしている。

 11:05 エクレルール灯台のある岩礁。小型のボートは岩礁にほぼ横づけしているが、ウミウなどは飛び立つ様子は見られない。11:25 灯台をぐるっと回った船は港に向かって舵を切った。

 12:05 帰港。食事に向かう。途中バスの進行方向とは違う大通りで昨日のようなデモが行われていた。

 12:20 昼食 13:40 昼食を終えてバス乗車。街中を外れたらラグビー場が2ヵ所あった。これから乗車する観光列車の由来説明。囚人が切り出した南極ブナ運搬のため建設され、その後観光列車として復活したそうな。

 14:00 ティエラ・デ・フエゴ国立公園に。

 14:10 世界の果ての郵便局 海の上に突き出た桟橋の上の粗末な小屋だ。桟橋の手前におなじみの赤いポストがある。郵便局に入る。狭い。

 ユーラシア旅行社からもらった絵葉書をカウンターに差し出す。目の前で切手の上に消印を押してくれる。大きな消印、少し小さなスタンプ、いずれもスペイン語で Fin del Mundo 世界の果てと書かれている。日本人とわかって、日本語の 世界の果て のスタンプも追加で押してくれた。自宅などに発送した。

 続いて、売っている絵葉書を購入して、記念スタンプを押してもらう。局長の肖像とウシュアイアの風景写真のシール、切手に押した大きなスタンプ、日付、それに日本語の 世界の果て とサービスたっぷりだ。

 蒸気機関車が牽引する 世界の果て号 の駅へ。赤い蒸気機関車と長い緑色の客車、世界の果て号の看板、それらをバックに記念撮影。日本語のパンフレットがあったのでとりあげた。

 14:35 改札が始まり指定号車に座る。スペイン語の放送が流れる。全く理解できない。何時までも続く。ちょっと退屈してくる。やっと終わった。15:20 列車は走り出した。放送が長すぎる。走行中も途切れることなく話している。

 途中駅で下車、階段を上りマカレナの滝を見物。列車に戻る。男女ふたりの駅員がカウンターで乗客の人数を調べている。何度も繰り返し駅を行き来している。この列車が最終だから残っている人がいたら大変、だから慎重に確認しているようだ。

 監獄に収容されていた囚人たちが切った南極ブナの森跡にを通る。広大な土地が切り株と草だけ。木の墓場と呼ばれている。小さな木も生えてきていない。一度破壊された自然の回復がどれだけ困難か、その教材のようだ。16:10 終点 バスに乗る。

 16:35 バスから降りる。再び国立公園内を徒歩で巡る。まずビーバーダム。川の中にビーバーがつくったダムが幾つか。

 ラパタイヤ湾 アメリカンハイウェイの始まり地点だ。未舗装の田舎道の風情。看板がある。世界の果て ここからアラスカまで17,848kmと書かれていた。この地の本当の終点は、それに続く遊歩道を数百メートル行った先の地点。虹がかかった遊歩道を歩いて 世界の果てに。そこから見た海はビーグル水道。

 ロカ湖畔、淡い斜光が山と湖を美しく照らしている。カウケンのつがいに出会う。仲良く歩いていて急いで逃げるようでもない。ゆっくりとカメラを向けた。湖の中には黒首白鳥がのんびりと泳いでいる。時間がゆっくりと流れる。17:30 レストハウスに。トイレを使用後コーヒーでいっぷく。

 18:30 ウシュアイアの中心部に戻る。夕食までしばらくは自由時間。チョコレートがお土産にお勧めと聞き、店の中へ。美味しそうなものが並んでいた。

 19:30 La CANTINA FUEGUINA de Freddy へ。活カニ料理で人気のレストランだ。大きな蟹を3匹、エビ、イカなどシーフードをお腹いっぱいに食べる。店の中から表まで立って待っている人が大勢いる。21:30 大満足な食事終わる。外に出てみると、隣の同じ活カニ料理店の店内は空席があった。

 タクシーに分乗してホテルに。乗車前に値段の交渉 6ドルでまとまる。ホテルに着いて前に帰っていた女性3名の車は9ドル支払ったと。ドルを両替する手間賃をとられたのだろうか。

 23:00 就寝

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)