パタゴニア・ウユニ塩湖旅行

2014.2.20〜3.10

第9日 2月28日

プンタアレーナス〜国境〜ウシュアイア
 

 4:00 起床 5:00 朝食 昼食のサンドイッチを受けとる。

 6:00 出発 早朝出発はマゼラン海峡を渡るフェリーに一番で乗船したいから。フェリーのj時刻表はないが、通常は8時ごろから動く。遅くつくと乗船待ちの車が多く、何時乗船できるかわからない。

 バスは昨日通った国道9号を北に戻り、右折して国道255 を東へ草原地帯をひたすら走る。7:05 草原が黄金色に染まり、日の出を迎える。バスの正面からの太陽光がまぶしい。

 今日フェリーで渡る場所は、マゼラン海峡では一番狭いところで幅 5km。マゼランが約3年の調査・航海で発見し、大西洋と太平洋を結んでいる。

 8:10 プンタ・デルガータ港に到着。トラックの列が長くのびている。バスはその列とは異なるレーンで停車。他のバスは止まっておらず先頭だ。乗船は徒歩です。バスから降りてください。狭いマゼラン海峡や付近の景色を眺める。

 フェリーが対岸から近づき、やがて接岸。。トラックの乗船がはじまり、しばらくして終了。まだトラックは残っている。足を滑らさないよう注意してフェリーに乗船してくださいと声がかかる。その後ろからバスはフェリーの甲板に上がってきた。

 8:20 フェリーは静かに動いている。デッキに出てマゼラン海峡の風を受ける。非常に冷たい。岸辺に沢山のかもめの群れ。岸に沿ってこちらに近づいてくる。フェイゴ島が左右に長い。乗船のため並んでいる車が見えてきた。

 8:40 フェイゴ島のバイア・アスール港に到着。すべての車が降りるのを待って下船。しばらく走った国道257は舗装されていたが、9:25 未舗装の悪路となった。体が左右に揺れる。大草原の単調な風景がどこまでも続く。天然ガス採掘施設があって、唯一の変化だった。

 今日は車中で適当に昼食を済ませてください。国境を越えるが果物やジュースなどは没収される恐れがありますとの注意を受けた。10:00 朝食は早かったし、国境に着く前に受け取ったサンドイッチを食べようと昼食。10:30 またメール着信。荒野でも通信状態は実に良好で驚きだ。

 11:15 チリの国境 サン・セバスチャン。出国審査のためパスポートと出国の書類を用意して窓口に並ぶ。ちょっと目を通してだけでスタンプを押印。パスポートなどを返してくれる。簡単に手続きは終わった。

 11:35 再びバスに戻る しばらくは未舗装道路だ。11:40 国境を通過。アルゼンチンに再入国したと娘に電話。

 12:00 アルゼンチンの入国審査。簡単に終了。12:20 バスに。ここからは国道3 で舗装道路。快適な走りだ。左に大西洋を見ながら南下。13:05 リオ・グランデのバイパスを通過。小さな町だが整備された道が碁盤の目になっているそうな。13:15 リオ・グランデ川を渡る。

 アルパカの群れに幾度か出会う。14:05 ウシュアイアまで131kmの表示。付近は草紅葉。その景色は短い距離だったが、単調で退屈な風景をすくっていた。

 14:25 トルウィン とても有名なパン屋 ラ・ユニオンに立ち寄る。お勧めは エンパナーダ。肉のみと、野菜+チーズの2種類を選択 2ドル支払い。手渡された2個は暖かい。昼食が早くお腹が減っていたので、いっそう美味かった。14:55 お店を出る。

 バスが走る国道3。ここからは向きを西に変えた。道の両側は南極ブナの美しい森。草の中に赤や白、黄などの花が混じる。エスコンディッド湖に沿って走って行く。15:15 山火事の跡があった。

 坂道を上って行く。山は南極ブナの森林。汚れたバスの窓を拭く。谷の向こうの山も美しい緑が覆い尽くしている。すてきな景色だ。

 15:40 ガツバルディ峠の展望台に立つ。横を通ってきたエスコンディッド湖が手前に、奥に細長いファニャーノ湖が遠望できる。ファニャーノ湖の西10%はチリ領とのこと。1990年まで利用された旧道が残っている。4WDでなければ通行できなかったそうだが、困難だったことが想像できる荒れた道だ。16:00 ウシュアイアをめざして走る。

 16:30 ビーグル水道が見えた。ウシュアイアの街中へ。大勢の人が集まっている。ドラムもある。お祭りだろうか(後で判ったのだが、教師のデモだった) ホテルへの道が通れなくなっている。回り道を探してバスは少し迷ってしまう。なんとかホテルへの道がみつかった。

 17:00 ウシュアイアのホテル着。このホテルは今日・明日の2連泊。

 早朝に出発し、フェリー乗船がスムーズに行った。国境も問題なく通過できたので、予定よりも早く着きましたと添乗員。25日から4日間お世話になった ガイド、ドライバーそしてバスとはここでお別れ。今夜はこの地に泊り、明日パイネに帰るとのこと。

 先日添乗員がくれた絵葉書(写真はペリト・モレノ氷河)はアルゼンチンの切手を貼ってある。明日は最果ての郵便局も訪れるので、そこで投函する場合は、絵葉書を忘れないように持参するようにとも。

 17:30 部屋に入る。シャワーを浴びる。ホテルは高台に建っている。部屋の窓から空港方向の夜景がきれいだった。20:00 夕食 22:10 就寝。

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)