パタゴニア・ウユニ塩湖旅行

2014.2.20〜3.10

第4日 2月23日

ウプサラ氷河クルーズ & ペリト・モレノ氷河観光

 5:30 起床 6:05 朝食 今日は2つのグループに分かれての観光。66才以上はウプサラ氷河クルーズ 66才未満はペリト・モレノ氷河ミニトレッキング。私は氷河クルーズの組だ。ミニトレッキング組は 7:20 にホテルを出た。

 7:45 クルーズ組はガイドに案内されてバスに乗車。クルーズの概要を地図を見ながら説明を受ける。8:35 船着き場につき ランチを受けとる。

 9:05 船は動き出した。船室をでる。風が強い。飛沫がいっぱい飛んでくる。手がかじかむ。船室に戻り防寒対策を十分にした。持参の手袋、毛糸の防寒帽子、ダウンのジャケットなどを着用。

 9:45 遥か遠く 小山の彼方に細く一条の白い線。あれはウプサラ氷河です。出来るだけ接近しますが、巨大な氷山がいくつも浮遊しているので、そばまでは行かれませんとの船内放送。10:00 氷河の近くに到達。

 船は間隔のある無数の氷山の中をゆっくりと進む。時々方向を転換し左右どちらのデッキからでも同じ氷山が見えるようにしてくれる。氷山の形はまちまちだ。先端が尖ったもの。丸く優美な姿のもの。平らで長く伸びているもの。それぞれの豊かな表情が興味を引く。

 青白くひかるもの。真っ白なもの。陽のあたり方と角度で色彩が変化する。単独で浮かんでいるもの。幾つもの氷山がくっついたもの。見ていて飽きがこない。船を回転させる時に低いエンジン音が聞こえるだけ。誰もが静かに絶景をみまもる。静寂が支配していた。

 アラスカで2回いずれも7時間の氷河クルーズに乗り、大きな氷山が海に浮かんでいる光景はみたが、ウプサラ氷河のように巨大でいくつもの氷山が浮かんでいる風景には出会っていない。 11:05 ウプサラ氷河を離れ エンジン音が響き渡る。船室に戻りランチを広げお腹に収める。

 11:40 スペガッツィーニ氷河に到着。氷河の壁は、ロス・グラシアレス国立公園では一番高いそうだ。向かって右に小さな氷河もある。穏やかな湖と湖に張り出した氷河。のんびりと過ごすにはすてきな環境だが、ペリト・モレノ氷河を見た後では物足りない。12:20 船は反転した。

 14:30 ペリト・モレノ氷河の南壁が見えてきた。湖に向かって緩やかに流れ落ちている。長く伸びる壁の上はどれもこれも鋭鋒で尖がっている。青空が美しさを一段と引き立てている。

 氷河の放つ色彩は青白く艶やかだ。見上げる氷河の迫力は、遊歩道から見る景色とまた異なっている。遊歩道歩きとクルーズと、ふたつの方法で氷河を観賞して愉しむことが出来て満足した。15:10 船は静かに旋回して帰途に。16:00 帰港。

 17:00 昨日に続き ペリト・モレノ氷河の遊歩道を歩く。展望台にいたミニトレッキングのグループと合流。快晴下のペリト・モレノ氷河が見える。

 氷河の奥まで見渡せる。背後の山も霞んでいない。南壁の前の湖は、氷河の黒い影に太陽の光がきらきらと写りこんでいる。白い氷原が目に焼き付く。黒と白と青 夕陽と影 コントラストが鮮やか。本当に絶景だ。

 虹の氷河、快晴下の氷河。表情の違うふたつの氷河を堪能する幸運に感謝しながら 18:00 ペリト・モレノ氷河に別れを告げた。

 19:15 ホテル帰着。今夜は自由食。アラスカで日本人が経営する最北の料理屋で 寿司を食べた。カラファテには同じく最南端の店がテレビで放送された。この機会だからと皆さんとは別行動を選択。

 19:30 ホテルから100mほど、インフォメーションに近い SUSI 藤 に。ここに住んでいる知人に誘われて観光に来て気に入り、10年前に開店したとの話。握りずし(味噌汁付)を注文 お茶は別料金だ。

 食後 町の中心街をぶらぶらと散策しながらホテルへ。22:30 就寝。

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)