モ ノ ・ レ イ ク   
               
                           
               
               

 モノ・レイクはカルシウム成分を含む水に湧き出した炭酸水が混じりあって奇妙な形の石灰石となり、長い間水中で成長していた。ところが1941年モノ・レイクの水をロサンゼルスの水道として使用したため水位が下がって、石灰石が水上に現れて現在の姿になった。現在は取水量を調整して現状を維持していると説明されていた。

 モノ・レイクは砂漠の中のオアシスのようだ。周辺は草は生えているが乾燥していて樹木はなく荒涼としている。整備された木道をしばらく歩くと湖畔に着いた。

 水中に奇妙な形の岩、気を引く岩、怪獣にも見える岩、様々な姿のトゥーファータワー(石灰石の塔)がにょきにょきとはえている。自然が創りだした不思議な造形物だ。

 ここの風景は朝夕、岩が赤く照らされる時が最高に素敵だそうだが、生憎夕暮れも、日の出の時も太陽は姿を見せてくれず、後ろ髪をひかれる想いでモノ・レイクを後にした。


撮影日 2013.4.6〜4.7

南カリフォルニア・グランドサークル レンタカー旅行