カリフォルニア・ユタの風景  
               
                           
               
               
                           
                           
                           

 
 このたびの旅行の主目的は、カリフォルニアはアンテロープ・バレーの広大な丘陵地に咲くポピーの原産地を訪れることだった。

 しかし11月の降雨がなく、3月の気象状況も不順で、現地スタッフが記憶にないという悪い状態。一輪も咲いておらず、近くの道端で僅かに咲くポピーを見ることができただけだった。

 春先に千葉で見るポピーに比べて色が鮮やかで、茎の長さをずいぶんと短かった。

 4〜5年に一度、丘陵地全体を覆う見事な景観を見られるそうだから、いつかは再訪しようとも思う。
 
   

 アンテロープ・バレーのポピーが期待できないことはホームページで調べて出発前には判っていた。しかしどこかで花は見たいねと探していたら、ロサンゼルスに近いフラワー・フィールドのホームページに行きついた。今はすてきな光景が見られると分かり訪れてきた。

 US−395号を北上中 ローン・パインの近くで 大きな塩湖 Owens Lake が右手に見えてきた。遠くからの眺めだったが横縞に目をひかれ車を止めた。

 乾燥した砂漠地帯を過ぎると、新緑に燃える木々が運転疲れを癒してくれた。この景色を前にコーヒーブレイク。

 デスバレーは過酷で殺伐とした異次元の世界だった。そんな中ザブリスキーポイントの左のバッドランド、朝の光が淡くあたり心和む姿を見せてくれた。

 デスバレーからザイオンに向かう道は、アメリカで良くみる風景を小さくしたものだった。大きな岩山、赤や白の縞模様、この後は何ヵ所で出会うのだろう。

 ブライスキャニオン手前のレッドキャニオン 赤い尖塔と山肌に残る白い雪が印象的だった。

 シーニック・バイウエイ UT−12号は全米で10指に入る景観の優れた道だ。

 途中には小さいながら樹木の化石がある州立公園があり立ち寄った。

 さらに北上すると敷き詰められた雪の中にアスペンの森が延々と続く。まだ早かったが新緑の時期だとさぞすてきだったろう。 
   

 モニュメントバレーの手前でグースネックに。訪れる人は少ないがここではコロラド河の360度の湾曲が3連続しており、彼方にはモニュメントバレーが遠望できる。F16のレンズでも写しきれない。

 パライアリムロックのトレイルを歩く。ザ・ウエーブの抽選日に訪れたのだが、面白い形状の岩がいくつかあった。この岩はETとも毒キノコとも呼ばれている。

 バーミリオン・クリフのザ・ウエーブは抽選漏れで行くことはできなかったが、外のバーミリオン・クリフ村に出かけた。以前訪れた時の美しさが懐かしかったので。夕暮れ時の光景はまた新たな印象となってこころにきざまれた。

 バルーンに搭乗した。パアーム・デザート出発だったから砂漠の上を飛ぶのかと思っていたが、パーム・スプリングスとパーム・デザートの街の上を1,000mまで上昇。整然と並んだヤシ畑などに興味をもった1時間だった。

 カメリロ・アウトレットに出かけた。高速道路は面白くないと CA−23号をドライブ。一帯はオレンジ畑、その後はイチゴ畑。その広さに驚いていたら、収穫風景にびっくり。10名ほどのグループがいくつも点在。かいがいしく動き回っていた。

撮影日 2013.4.3〜4.20 

南カリフォルニア・グランドサークル レンタカー旅行