デスバレー国立公園 | |||||||||||||
2003年にデスバレーを訪れた時は、気温50℃の暑さと極端に乾燥した過酷な世界だったが、今回は気温30℃、空気が乾燥しているので凌ぎよい大地だった。 デスバレーの自然環境が創りだした不思議な風景は、この場所でしか見られず人を引き付ける魅力に満ちていて、再訪により新たにその魅力を見出したものだ。 夕暮れに訪れたのは大波のような砂丘が広がるサンド・デューン。ここは砂の造形美と風紋が美しい。前回は暑さと強風に襲われ歩き始めて直ぐに退散。十分に楽しめなかったのだが、今回はゆっくりと歩き回ることができた。
駐車場の前方遥か遠くまで大塩原が広がっている。塩の結晶によってつくられている平原だ。塩と泥との混ざり合った表面は、雨による溶解と乾燥による凝固を繰り返した結果との説明。同じような多角形の不思議な模様が描かれていている。 悪魔のゴルフコースは、泥を主成分に幾分か塩が混じる。凹凸が激しくこぶのように盛り上がっている。誰がつけたのかワサビのきいたジョークだ。 ナチュラル・ブリッジやアーチスト・パッレトを巡る。道が舗装され整備されている。 スコッティーズ・キャッスルは贅をつくした別荘だ。砂漠の中のオアシスそのものだった。 近くの火口は立っておられない強風。車の影から眺るだけになってしまった。レーストラックに向かいたかったのだが、ビジターセンターで尋ねたら大型のSUVでも無理です。腰の高いジープでなら行かれますが悪路なので1日がかりですとの説明だった。 早朝ザブリスキー・ポイントに。昨朝は上空一面の黒い雲と強風で写真は撮れず。今朝は東南方向に天の川が見えるが相変わらずの強風。遠くの山が赤く染まり、しばらくしてザブリスキーが金色に輝いた。周辺の山肌も順次黄金色になっていった。 ザイオンに向かう途中で、ダンテスビューに立ち寄る。ここも駐車場と展望台が整備されている。展望台からデスバレーを見下ろす。バッドウォーターが白くミルクを流したような風景だ。道も整備され左方向も展望できるようになっていて、新しい景色を楽しんだ。
撮影日 2013.4.7〜4.9 |