アーチーズ国立公園  
               
                           
               
               

 アーチーズでの宿泊は少し離れている Red Cliffs Lodge にした。広大な敷地のリゾートでレストランに車で行き駐車場に入っていったら、目の前のアーチーズの岩が夕陽に照らされ真っ赤だ。前を流れているコロラド川も赤く染まっている。

 急いで車を下りシャッターを切った。明日は1日中アーチーズだ。天候もよさそうだしすばらしい風景を堪能できると嬉しくなった。

 宿からコロラド川に沿って走る。赤茶けた断崖が続く。モアブの町を通過してビジターセンターへ。レンジャーから見どころを詳しく教えてもらう。

 アーチーズはその名のとおり巨岩がつくるアーチがたくさんある。巨岩の芸術作品は実に見ごたえがある。人物と比較するとその巨大さにいっそう驚かされる。何枚かの写真には人物が写っているのだが、判るだろうか。

 アーチーズらしい風景が見られる最初のトレイルがウインドウ・セクションだ。個性的な岩とアーチが多い。

 まず、ノースウインドウに向かう。近づくにつれて巨大さに圧倒される。サウスウインドウに回り、その後このふたつのアーチが見える位置に歩いて行く。メガネを鼻に引っ掛けているようだ。

 振り返ると造形の面白いアーチがふたつあるタレットアーチ。駐車場から下るとダブルアーチ。このアーチも複雑な形をしている。この駐車場からだけでもさまざまなアーチを楽しめる。

 この後バランスロックや陽射しの関係で午後が適切なパークアベニュー。国立公園内では最大の大きさ88mだが、いつ崩れても不思議ではないほどアーチ部分が薄いランドスケープアーチなどを見て回る。

 デリケートアーチは背後が断崖、彼方にはこの時期だから見られる雪のラサール山脈。美しいデリケートアーチを引き立てている。その上夕陽があたるといっそう輝きを増し、人々を魅惑してやまない。

 今回は星空を見て、撮影も予定している。10日のブライスキャニオンは雲に覆われていて星が輝いてはいなかった。今夜は晴天、バランスロックを入れて星空を撮影することにして、車を走らせた。

 バランスロックを前に何枚か撮影をして駐車場に向かっていたら、突然バランスロックに光があたり輝いた。遠くを走る車のライトが照らしたようで、岩が明るく浮かんで見えた。急いで三脚を立て、ファインダーを覗きもせずにシャッターを切った。

 次の瞬間、光はなくなる。30秒経過、液晶に写しだされたのはきれいに撮影できている画像だった。


撮影日 2013.4.12

南カリフォルニア・グランドサークル レンタカー旅行