グランサバナ  
               
                           
               

 ギアナ高地はブラジルとベネズエラにまたがり日本の本州に匹敵する面積の広大な地域で、3つの地域に分けられる。その一つはグランサバナで、ブラジルとの国境に近いベネズエラの東南に位置する大きな平原地帯。

 サバナとは、乾季と雨季のある熱帯に分布する疎林と潅木を交えた熱帯長草草原地帯のことで、ベネズエラのサバナは広大で規模が大きいことからグランサバナと呼ばれている。

 グランサバナは標高1000m前後、緑の草木に覆われる緩やかな丘陵の大草原、眺望は広く遥か遠くまで見渡せる。

 このグランサバナで映画ジュラシックパークが撮影されたと添乗員から説明あり。原作は、コナン・ドイルがギアナ高地のロライマ山をモデルにして書いた「失われた世界」からヒントを得たものなので、ここがロケ地になるというのは当然だ。しかし撮影終了後膨大なごみが残っていたので大顰蹙をかったそうで、実に残念なことだ。

 ホテルのあるサンタエレナとハスペの谷とを走る4WDから眺めるだけと諦めていたら、夕暮れできれいな景色が見えますね。車を止めてもらいます。しばらく降りて眺めて下さいと。

 雄大でのびやかな風景の真ん中に立ち、360度ぐるーっと見渡しながらしばしの時間を過ごした。

おりおりの熟年生活(ブラジル ベネズエラ旅行)