添乗員・伊藤三智夫さんのこと

 ユーラシア旅行社主催「レンソイス白砂漠と南米大自然絶景の旅 16日間」(2012.8.12〜8.27)に参加しました。主な訪問地は、イグアスの滝、レンソイス白砂漠、アマゾン・マナウス、ギアナ高地・エンジェルフォールでした。

 今回のツアーの行程はタフだと申し込み時点で承知していましたが、訪れるラグーンの変更とか、航空機の到着遅れから6時間も遅い日付けの変わった0時過ぎに搭乗して次の訪問地に移動など大変過酷なことになりました。

 送られてきた最終日程表。飛行機の時刻が並みのツアーとは違いました。7日目マナウス着23:30(24:20に到着)、 9日目マナウス発2:47、ボアビスタ着4:00、13日目プエルトオルダス発18:00(翌日0:25に発)。 観光と移動のため早朝の出発、夜間の到着が何度もありました。

 このような状況のなかで添乗員の伊藤三智夫さんは、しっかりと責任を果たされたことに本当に感謝しています。

 特に旅の終盤で疲れがたまった13日目の空港。18時出発予定の飛行機が6時間以上遅れた時のことです。搭乗口前のベンチがいっぱいのため別の部屋のベンチに案内。参加者全員は疲れからベンチの上で横になって寝てしまいました。しかし伊藤さんは飛行機の出発時間が何時になるか不明な事や荷物の管理。それにその後の対応の連絡などのため一睡もせずに過ごされた様子でした。

 その夜(翌日の深夜)2時15分ごろホテル到着。3時45分モーニングコール、ホテル出発4時30分。添乗員としての要件を処理して寝ることはなかったと、目をしょぼつかせる伊藤さんと朝の挨拶をしました。今朝は目薬をさしましたと本当にお疲れな様子でした。

 レンソイスでのラグーン探し。今年の雨期に降水量が少なかったので、これまでのツアーで訪れていたラグーンには水がないと判明。それからの数日現地と連絡をとりあって別のラグーンを探していますと。片道徒歩1時間ほどのところに、泳くことができる無名のラグーンが見つかりましたと聞いたとき、皆さんから喜びの声があがりました。

 混雑すると思われた場所で順調に予定を消化して時間の余裕ができたときは、希望者をあちこちと案内してくれました。疲れがたまりはじめ日本食が懐かしくなったころ、日本から持参のソーメンを自ら茹でて出してくれたのには驚くとともに、大変美味しく体力、気力ともに回復しました。

 旅行終盤妻が体調を崩した時も親身になって気遣い、わざわざお粥をつくってくれました。お蔭で皆さんと最後までご一緒することができました。

 行く先々での説明の詳しいこと。その博学ぶりに驚かせれました。訪れた国々では英語だけではなくポルトガル語などでも会話をしていました。語学も添乗に必要と数か国語を学習したとも言っておられました。

 一人参加の女性Tさんは今回で伊藤さんの添乗ツアー三回目とのことでした。伊藤さんの添乗であれば安心できると知った今回のツアーでした。

 伊藤さん、楽しく旅を終えました。ありがとうございました。

おりおりの熟年生活(ブラジル・ベネズエラ旅行)