アマゾン川 クルーズ  
               
                           
               
               

 アマゾン の響きは冒険心と想像力をかきたてる。鬱蒼とした熱帯雨林が広がるアマゾンの風景を映画やテレビで観る。豊かな自然、生き物たちのサンクチュアリ、いずれにも深い関心があった。

 訪れたのは、産業都市、アマゾン観光の拠点都市、マナウスだ。私の知るアマゾンとは違った顔を教えてくれた。

 アマゾン川クルーズ船から見る風景は産業都市の一大発展ぶりを示していた。2011年10月に3年をかけて完成したマナウス大橋。マナウスと対岸のマナカウ―ラを結ぶ3.5km。優美な軽い曲線、青空の下アマゾン川と一体となっている。すばらし設計だ。

 観光のクルーズ船、長距離運航の水上バス、水上タクシーなどが並んでいる桟橋。ガソリンスタンドも水上に何隻も連なっている。

 日本企業も何十年も前から進出。家電メーカーなど数十社とのこと。三井物産などが所有するコンテナ、クレーンが林立する浮桟橋などの景色が続く。

 10kmほど下ると二河川合流地点に達した。ネグロ川はグレー色、ソリモインス川は黄土色。はっきりと分かれたまま遥かかなたまで流れている。水温、流速、比重などが異なるため直ぐには混じわらないそうだ。

 水上レストランで昼食後、付近を散策。木の上に小型のサル。人に慣れていて餌をもとめてきた。近くに世界最大のオオオニバス。今は小さいが、最大の時は子供が乗られるとのことだった。

 小舟3隻に乗って熱帯雨林の中に入っていく。雨期にはアマゾン川からあふれた水が低い土地に浸水して、船で通行できるようになるのだ。今船が浮かんでいるこの場所も1週間後は通れなくなると。

 映画などで良く観るシーンが目の前に展開、密集した大木が鬱蒼と茂っている。熱帯雨林ではなくジャングルという言葉がぴったりだ。この付近で映画アナコンダが撮影されましたと。

 船を止めてピラニア釣りに挑戦。釣りに没頭していて写真を撮り忘れていました。

おりおりの熟年生活(ブラジル ベネズエラ旅行)