ブラジル・ベネズエラ・アルゼンチン旅行

2012.8.12〜8.27

8.24(13日目) 晴れ

カナイマ・ラグーン巡り

 今日はカナイマ・ラグーン巡りの後、午前はエンジェルフォール遊覧飛行を予定している。

 5:30起床。妻の調子はいまひとつ。朝食と遊覧飛行などはパスすると。7:00朝食。

 8:00ホテルをトラックの荷台にベンチのある車で出発。道は大変な悪路。大きく掘れた穴を避けながらの運転。スピードは出せない。8:20カナイマ・ラグーンにボートを漕ぎ出す。水量の豊富なカナイマフォールやウカイマフォールなどを眺めて周遊。8:50ボートから上がり、9:00カナイマ空港に到着。

エンジェルフォール遊覧飛行

 今日のエンジェルフォール遊覧飛行はセスナ3機に分乗。私は3番機。メンバーはロマイア遊覧飛行と同じ。ロマイアではパイロット横の席に座ったので、今回は最後に乗ります、順番を決めて乗ってくださいと話した。9:10先発の2機は遊覧飛行に出発した。

 9:50先発組帰還、エンジェルフォールは見えたが滝の真ん中に雲が出ていて全貌が見えなかったとのこと。

 9:55我々のグループは飛行機に。全員後部座席に。パイロット横の席は窓が高く、女性の座高では前方が見えない。横の窓からは車軸と車輪が邪魔になるからと。そのようなことで今回もパイロット横に座る。1席余裕があるので添乗員が同行。パイロットは2日前にサンタエレナからカナイマに飛んだ時と同じ。握手を交わした。

 搭乗を素早く完了して、セスナ機は飛び立った。今日は晴れ、遠くまで見渡せる。しかし一向にエンジェルフォールは見えない。突然パイロットがエンジェルフォールと叫んだ。アウヤン・テプイの山上を横切ってきていたのだ。

 エンジェルフォールを真上から見た。すばらしい景色だ。正面からとは全く違う。2度3度旋回して見せてくれる。滝の水量が多い。横からも滝。幾筋も流れ落ちている。エンジェルフォールの真ん中あたりに虹がかかっている。先発組は見えなかった全貌が俯瞰できる。

 帰途は川の上を飛ぶ。水面すれすれ。広大なグランサバナと遠くに見えるテプイとの風景が印象に残った。10:40遊覧飛行終了。

 一旦ホテルに戻る。食事まで時間があるからと、11:00トラックのバスでカナイマの中心を散歩。教会、高校、小学校、クリニック(医師はキューバ政府派遣)。地面の影を見ると人物の真下に丸くなっている。赤道に近いことを実感する。ビーチの砂浜で写真を撮りましょうとビーチに移動、記念写真を撮りあった。

カナイマ〜プエルトオルダス〜カラカス

 12:30ホテルで昼食。13:30ホテルを出てカナイマ空港に向かう。空港発14:00の予定だったが、セスナ機の帰還遅れで、14:50カナイマを飛び立った。眼下人造のはグリ湖、15:35巨大なダムとオリノコ川が目に入る。15:50プエルトオルダス空港に降り立った。

 別便で届いていた数日前に預けたスーツケースを受け取り、カナイマからの荷物と合わせて再荷造り。その後スーツケースを航空会社に預け、保安検査場を通って17:40搭乗口前に行く。出発予定は18:00

 1時間遅れると説明があった後、その時間を過ぎて飛行機は21時ごろ到着見込み、弁当を配ると案内あり。しばらくしてさらに遅れそうだと添乗員の判断で空いた椅子の多い別室に移動。

 喉が渇くので水を購入しようと売店に行く。ベネズエラの通貨は持っていないので、クレジットカードを見せたらOKと。暗証番号を入力する端末を差し出した。水のボトル1本をもらい支払いをしよとしたら、ダメと手を振る。様子から購入金額が少なすぎるようだ。

 手振り身振りでやり取りをしていたら、少し離れたところからこの様子を見ていた青年が近寄ってきて、現金を店員に渡し、ボトルを私に持たせてくれた。にこやかな笑顔で手を差し出して握手を求めている。

 一瞬躊躇したが、青年の親切な行為を有難く受け取り、手を強く握ってサンキューと。ギアナ高地の絶景とともにベネズエラでの嬉しい想い出が加わった。

 21:10弁当を配り始めたと放送あり。しかし弁当を配っている様子は見当たらない。21:30軽食や水を売っている売店が閉店にかかる。食事なしでは腹がへるなぁ。添乗員が搭乗口付近に行くと弁当券を配っている。搭乗券を持ってきて受け取ってくださいと。

 疲れから休んでいる人もいたが、起きていた人数名で全員の弁当券を受け取り。側の売店でサンドイッチと水に交換し、皆が休んでいる場所に運ぶ。別室は我々の他は一家族だけ。皆椅子に横たわり眠りこんだ。添乗員は出発案内待ちと荷物管理で寝ずの番。

 23:00近くになって乗客は騒ぎ出した。飛行機の遅れは飛来先の天候悪化に寄るとの説明に、WEBで確認した乗客が晴天ではないかと詰め寄っている。

 23:20飛行機が到着して乗客は搭乗口に殺到。しかしまだ搭乗開始にはならず。23:35騒ぎはさらに大きくなり、搭乗口から飛行機に向かおうとする人。それを制止できなくなったと思ったら、なんと銃を肩から担いだ兵隊が3名現れ、騒ぎを静めた。

 後から聞いたところでは、前日からのスケジュールの乱れで機材繰りが出来ず大幅な遅延になったとのこと。凡その遅延時間は事前に分かっていたのではないのかな。

 23:55やっと搭乗開始、0:25飛行機は動き出した。25日1:25カラカス国際空港に到着。2:15ホテルに着いた。スーツケースが部屋に届くのを待って 2:50就寝。

宿泊  カラカス  オレ・カリベ  OLE CARIBE

おりおりの熟年生活(ブラジル・ベネズエラ旅行)