ブラジル・ベネズエラ・アルゼンチン旅行

2012.8.12〜8.27

8.23(12日目) 晴れ雲多い

エンジェルフォール展望台

 今日はエンジェルフォールの展望台にボートと徒歩で向かう。道は向ぬかるみ高度差も150〜200m。どのような風景が待っているのだろうか。

 3;00起床、身支度を整える。4:00添乗員が用意してくれた甘納豆と熱い日本茶で出発準備完了。

 4:35ホテル発、トラクターを改良したような乗り物で、ひどい悪路を進む。人の歩より遅いと思える。5:00滝の上の船乗り場に到着。ボートは2名が並んで座るが片方の足は斜めになり窮屈。木製の座席にクッションが置かれていてありがたいが、背もたれはない。長時間乗っていると疲れそうだ。

 5:25ボートが発進。ボートには前後に船頭、それに食事の準備と後片付け要員として子供。添乗員とガイドと20名乗っている。6:00マユパの急流手前で下船。この急流で死者がでてから、乗客を乗せたままの運行は禁止になったと。同じ会社のギアナ高地だけ訪れるツアーと出会う。今日1日前後しながらの行動となった。

 防虫ネットを頭からかむってくださいと指示あり。グランサバナの中1本道を歩む。いつもはもっと虫がいる。今日は非常に少ないですとの話。おおいに助かる。

 マユパの急流を越え再びボートに乗船。カラオ川を遡る。朝の空気が冷たい。また水しぶきがかかる。登山用の防寒防水着を上下着ていて適切だった。7:15川の中にあるオルキデア島に到着し、上陸。持参のサンドイッチで朝食。いれてくれたホットコーヒーが体を温めてくれる。

 7:40再びボートに。カラオ川から別れチュルン川へ。この川は雨期の後しばらくは遡行できるが、その時期を外すと遡行できないとの説明。テプイ、樹木と川の流れ、目を引き付ける景色が次々と現れる。大きなしぶきが常に上がっているので写真に撮るとしぶきが邪魔。テプイと緑の林だけになってしまう。

 9:05前方2時の方向にエンジェルホールが見えた。雲もかからず全貌が見える。9:20ラトンシート島に着き、島に上がる。着ていた防寒防水着を脱ぎ、ジャングルを歩く服装に着替え、必要な荷物をリックに。不要なものはキャンプサイトの建物に残した。

 9:40ボートで僅かに上流のジャングルウォーク出発地点へ。9:45エンジェルホール展望台に向けて歩み始める。はじめは樹木の根がいっぱいのぬかるんだ道。後半は少し大きめの石がごろごろと転がっている登り坂。途中で休憩を入れながら皆さんの後方をついていく。

 11:20エンジェルホール展望台。同じ会社主催の別のツアー、それにガイドなどを加えた30名ほどが、この絶景を眺めている。展望台は斜面になっている大きな岩。数名しか上がれないので交代で上る。同じような岩が直ぐそばに。2つの岩の上から眺望を堪能した。

 12:10展望台を離れ下山開始。妻が足を滑らし一瞬ひやっと。しばらくして根を踏み損ねて足首を痛めた。リックを担ぐ。添乗員が来て私がそのリックを持っていきますと背負ってくれた。13:30船着き場、ボートで13:40ラトンシート島に。チキンのバーベキューが準備されていた。

 14:20ラトンシート島を出発。帰りは下りでボートのスピードが速い。大粒のしぶきが降りかかる。バケツをひっくり返したような水が3回も全身に落ちた。船底に水が溜まる。16:20マユパの急流手前で下船。包んでいた袋が破れ船底の水にリックが浸かってしまっていた。同じ状況の人がいて、カメラ関係を確認したら、やはりだめになっている。

 急流の上グランサバナの中を歩き 17:00またボートに乗る。17:20サポの船着き場。サポの滝まで歩き観光。皆さんはサポの滝の裏側を歩くとさらに進んで行ったが、妻の体調を考慮して、私たち夫婦はそこで待つことにした。18:10豪快だったと言いながら帰ってきた皆さんと合流。18:20ボートに乗り 18:30朝出発した船着き場に戻った。

 トラクターバスに乗りホテルに向かう。当たりは既に真っ暗。外を見ると蛍が数匹飛んでいる。車の中にも1匹いて、オレンジ色の点滅が見える。19:00ホテル帰着。

 20:00ローストビーフの夕食。妻は気分がすぐれずパス。その後添乗員がお粥をつくってくれ、皆さんからは栄養ドリンクなどをいただき、幾分体力を回復した。濡れたものでホテルに残すもの、干して乾かすもの、持ち帰るものなどと荷物の整理。

 21:35 さっとシャワーを浴びて就寝。

宿泊  カナイマ  パラカウパ キャンプ  PARAKAUPA

おりおりの熟年生活(ブラジル・ベネズエラ旅行)