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2012年 オーストラリア・皆既日食
2012年11月14日 オーストラリア・ケアンズの皆既日食に観察に参加した記録です。 国際航空旅行サービス株式会社が募集したツアー 「2012ケアンズ皆既日食の旅3泊5日」に参加しました。 ケアンズ滞在中は、到着した日は晴れでしたが、その後は毎日雲の多い空模様で数回は短いながら雨が降る状態でした。 皆既日食当日も天気予報はシャワー。観測地について待機している間にも数回短時間でしたが雨が降りました。雨が降らないとき、頭上は星が見える時もありましたが、日食の見られる東の空は厚く黒い雲が覆ったままでした。 日食の時間になっても雨が降ったりして雲はきれません。そのためもう見られないと諦めムードが広がってきましたが。なんと皆既食寸前に太陽が現れ、うす雲に覆われていましたが皆既日食を見ることができたのです。 第2接触時のダイヤモンドリングや太陽の縁を赤く染める彩層もはっきりと見ることができました。またコロナが広がっている様子も短い時間でしたが観測できました。しかし残念なことに第3接触時は再び雲が太陽を隠し見ることはできませんでした。 日食のハイライト皆既食の瞬間を、悪天候の中で見ることができたのですから、まずは満足しています。 ケアンズ到着日は夜も星空がきれいでした。そのためツアーで来ていた2名の方と話がまとまり郊外へタクシーで出かけました。おひとりは日本と世界で空の現象を探求、第50次南極地域観測越冬隊員。おひとりは日食観測は6回目、長野県の高校の先生、星について詳しい方でした。そのため天文知識のない私にとっては解説を受けながら星空撮影は楽しく、新たな知識を得ることができました。 南半球でしか見られない星空を十分に堪能しました。中でも初めて見たマゼラン星雲、逆オリオン、地上近くになびいてる天の川などを撮影。2時間があっという間に過ぎ、迎えのタクシーが来てしまいました。 2日目は「キュランダ1日観光(デラックス)」に参加。熱帯雨林をロープウエイから眺めた風景が印象に残りました。3日目はケアンズの街中をぶらぶら。訪れるのは3回目ですが、中心部以外を散策するのも楽しいものでした。4日目は日食の観測日。充実したケアンズ滞在、皆既日食を見られた嬉しさを皆さんと話しながら帰国の途につきました。 聞くところによると究極の弾丸ツアーで皆既食が見られたそうです。13日20時成田空港発、14日4時50分ケアンズ空港着。ケアンズ空港で5時30分から7時30分まで皆既日食を観測。13時10分ケアンズ空港発、20時成田空港帰着。これほどの弾丸ツアーは見事だと話題になっていました。 |