熟年夫婦の ノルウェー レンタカー旅行

6月21日(火) 曇り時々雨

シェーラグ
 Kjerag
 に登る

 4:30 起床 雲が山頂にかかり、シェーラグに向かって流れていく。昨日の天気予報とは異なりあまり良くない。7:00 朝食。昼食用のサンドイッチはこのビュッフェの食材で自分で作り、費用を支払ってくださいとのことだ。隣の部屋の4名家族も横のテーブルで食事をしている。お互いにこやかな笑顔で挨拶を交わす。

 7:55 ホテルを出る。15:00発のスタバンゲル行きフェリーに乗る予定。間に会わなければ狭い山道を走ることになる。家内は行くかどうか逡巡していたが、昨日見たあの道では無理だと判断。展望台で読書。退屈になればコーヒーを飲み、風景を見ながら時間をつぶすことになった。

 8:10 シェーラグ登山口の駐車場に到着。とまっている車は1台。まだ登っている人は見えない。昼食や非常食、水などとカメラをリックにつめて脚を踏み出した。しばらくはゆるい上り。8:35 最初のピーク 長いくさりの急坂 岩の上は滑る。1kmごとに距離表示がある。9:25 3kmを通過、やっと半分だ。

 若者が次から次へと私を追い抜いていく。10:00 雪渓の斜面をトラバース。道は半分以上にくさりがついた急斜面。くさりのない場所では四つん這いになっている人も
また雪渓だ。雪渓が切れているところは飛び越すか、下の岩を利用するか。私は飛び越せず、下の岩を利用した。

 上り口に子供は上らないようにと書いてあった。勾配がきつく、滑りやすい岩肌、それにこの雪渓、なるほどと納得できる。家内もこのルートでは登れなかっただろう。無理をしなくてよかったのだ。

 雪渓を下る。突然目の前に写真でなじみの風景が現われた。10:25 シェーラグ到着。休憩をとらずに急いだのだが、思ったよりも早く到達できた。しかしシェーラグの後は白い霧がかかり海が見えない。

 既に若者が大勢いる。しばらくすると霧が上がり海が見え出した。シェーラグを覗き込んでいる若者、岩の上に乗るのは僅かしかいない。こわごわ乗る人。バンザイポーズをする人。ジャンプした人がいた。偶然カメラを向けていたので写すことができて幸運だ。

 船の時間もある。雨で濡れた滑りやすい岩をくさりを頼りに下りなければならない。ゆっくりと留まっているわけにはいかない。11:00 シェーラグを離れて下山開始。ヒュッテで隣室に宿泊していた家族4名と行き交う。12:00 3kmの標識を通過。体に力が入らなくなってきた。池の見えるところで 12:30 腰を下ろし 15分間の食事時間をとる。

 日本から来たのですかと声をかけられる。1週間の休みを利用してフィヨルド巡りをしているというノルウェー男性と結婚している日本女性だ。昨日プレーケストーレンに上がったが下は見えなかった。今日のシェーラグはどうでしたかと。

 13:30 思ったよりも早く駐車場に帰り着く。荷物を片付けて発車。小雨がぱらつくフェリー乗り場に 14:00 到着。丁度スタバンゲルからのフェリーが着いたばかり。たくさんの車が降りてくる。スタバンゲル行きの車もいっぱいだ。既に一列目は満車。2列目の真ん中あたりに並ぶ。乗船券を購入。スタッフが行き先を車のフロントガラスにはっていく。

 14:45 乗船開始。まず徒歩の人。かなり多い。車はその後から指示にしたがい下りる港が手前の車から乗っていく。スタバンゲル行きの車は最後まで残された。徒歩の人は人数的には半数だろうか。

 15:00 出船 昨日のコースを逆に リーセフィヨルドを縦断する。17:40 船内で魚のはんぺんとポテトチップ、コーラを購入。久しぶりのはんぺんとポテトチップの塩味が美味い。何だか後が騒々しい。徒歩の人たちに次の港で下りるよう話をしているようだ。
 
 車でスタバンゲル行きの人に説明。スタバンゲルで接岸できなくなった(理由は分からなかった)ついては次の港で下船してください。申し訳ありませんと。徒歩の人はバスなどがあるのだろうか。
 
 18:10 Lauvvikveien で下りる。携帯ナビ・ガーミンのお蔭で、地図がなくても安心。ホテルへの道順が表示され、音声と文字で的確に案内してくれた。

 1時間ほどでスタバンゲル市街に入った。
 

おりおりの熟年生活(ノルウェー レンタカー旅行)