熟年夫婦の ノルウェー レンタカー旅行

6月19日(日) 晴れ後曇り 一時小雨

プレーケストーレン Preikestolen に登る

 5:40 起床 窓から外を覗く 晴れ ノルウェーに来て晴れの日は殆どなかった。急げば11時ごろには プレーケストーレンに着き 上に登れるかも知れない。このチャンスを逃すな。国定景勝道路RV520を楽しむ予定だったが、変更することにしよう。

 ホテルの朝食時間は 8:30 からとのことだった。朝食は部屋にあるもので済ませて早く出かけよう。幸いホテル代は昨夜のうちに支払ってあるから。6:50 ホテルを出発。

 RV13は景色のすばらしい道路だった。急流あり、瀬あり、大きな滝あり、深い渓谷あり。山、谷、緑の森。急坂、急カーブ、狭い道。湖に沿ってどこまでも続く。トンネルも非常に多い。短いトンネルは照明がない。長い工事の道に出くわした。一方通行かつ凸凹の道。通過に時間がかかった。

 9:25 フェリー乗り場 Nesvik 前方には雲が一面に広がっている。RV520の景色を楽しむのが正解だろうか。まぁ決めたとおり、このまま進もう。

 フェリーは Josenfjord を三角に結ぶ。9:45 
Nesvik発 Skorを経由 10:20Hjelmeladsに到着。プレーケストーレンは11時には着けると予測したのだが、思ったよりも時間がかかる。雲がますます厚みをましている。やばいなぁ。

 12:05 プレーケストーレン・マウンテン・ロッジに到着。チェックインを済ませ、ルートの様子やこれから上っても大丈夫かと尋ねる。問題有りませんとの回答。

 12:30 道しるべに従い歩き始める。次第に坂がきつくなる。体を慣らすこともあり 13:45 食事にする。途中ワタスゲの咲く湿原では板を敷いた平らな道もあったが、岩がごろごろも上り坂やくさり場もあり、ゆっくりと前進。若者は私たちを追い抜き、岩の上を軽々と上って行く。

 小雨が降ってきた。上から大勢の人が降りてくる。しかしここまで来て引き返すのは。後からの人も上っているし、下のほうからも上ってくる人がいる。無理は出来ないが行けるところまではいってみよう。

 山々が目の下に広がって見えた。幾分疲れたから記念写真を撮り休憩。これから急な上り下りや小さな池をとおる。

 15:00 プレーケストーレンが見える場所に到着。海上から600mも屹立している断崖絶壁の端に立って手を振っている人。絶壁に座る人。フィヨルドを船が進んでくる。崖の上でパフォーマンスをする人がいない。後ろ向きに遠ざかる人の写真では様にならない。残念。あ!白い服の女性が崖に向かって歩いている。万歳のポーズ。慌ててシャッターを切った。

 プレーケストーレンに到着。そこは平らになって、大勢の人でにぎわっている。両手を挙げてバンザイをしたり、寝転がって崖の下をのぞいたり、様々なパフォーマンスをしている。車座になって食事をしているグループ。赤ちゃんをだいた女性がいる。よく上ってこれたものだ。

 15:35 下り始める。雨で濡れた岩が滑る。注意しながらゆっくりと歩む。15:55 平らな場所にでた。持参のサンドイッチで体力回復をはかる。16:15 再び山麓をめざし歩き出した。17:05 小休止。歩き出したが岩の上が川になって水が流れている。上りではそのようなことがなかったから、先ほど降った雨のせいだろう。

 ヘリコプターの音が近くでする。遊覧飛行かと思っていたら、近くに着陸。数名の人がかけおりてきて走り出した。その先を見ると人が横たわり何名か付き添っている様子。救急隊員などが酸素吸入と注射をしている。

 その横を通ってしばらく経過。突然音がしてヘリコプターが高く飛び去っていった。18:00 ロッジに帰着。この時間から上る人も散見、22時過ぎまで明るいとはいえ、12時から上るのに躊躇した自分と比べて驚いた次第。

 ロッジは3年前に建ったそうで、部屋はまだ木の香が漂っているようだ。清潔で宿泊は十分に快適だ。19:15 日本出発前に予約しておいたレストランで夕食。フィヨルドを正面に見て。

 明日の天候は雨の予報。プレーケストーレン上るのは明日の予定だったが、今日にしてよかったねと家内と会話。軽い疲れが心地よい。

 22:40 就寝

おりおりの熟年生活(ノルウェー レンタカー旅行)