熟年夫婦の ノルウェー レンタカー旅行

6月14日(火) 晴れ後雨

オンダルスネス〜ガイランゲルフィヨルド Geirangerfjord 観光〜ガイランゲル

 4:40 起床 5:30 部屋の窓からフィヨルドを眺める。対岸の山々の頂に太陽光線が。フィヨルドの水面が黄金色に輝きすばらしい景色が展開していく。ホテルから坂道を下りフィヨルドへ。今日まで微風もなかったが、ノルウェーに来て初めて少し風があり、水面は小さく波立っている。

 ラウマ鉄道の駅、2両連結のグレーと赤色の車両がゆっくりと進行していく。ぽつんと古い車両が1両。近づいてみると教会となっており、車両の中にはステンドグラスと十字架が架かっていた。

 7:15 朝食 このころより雲が広がる。8:25 ホテル発 気温は11℃。直ぐのスタンドで給油。水なども購入する。

 国定景勝道路 RV63 を走る。柔らかい緑色の森林がどこまでも続く。その中を水量が豊かな川が流れる。奥入瀬の渓流の規模を大きくしたような風景だ。道は狭い。車はやっと1台通れるだけで対向車がきたら待避所へ。運が悪ければかなりバックすることになる。

 ガードレールはなく、川側に大きめの石が並べられている。まだ朝が早いので後続車も対向車もこない。それを良いことに待避所に車を停めてはカメラを取り出す。大きな崖が連なる。ザイオン国立公園は巨大な岩だったが、ノルウェーでは山との印象だねと家内との会話。

 水量の豊かな落差の大きい滝が見える。水滴がかかる。しかし滝までは距離があるから、雨が降り出したのだろう。この旅での天候は不順だなぁ。

 ツアーでは必ずとりあげられる屈指の景勝地 トロールスティーゲン Trollstigen の坂の上り口に。1台の車が追い越して行き、勾配の急な坂道をあえぐように登っていく。道幅は狭くカーブはきつい。しかも滝から飛んできた水と雨で道は濡れ、滑りやすくなっている。慎重に運転だ。

 10:30 峠に到着。一気に上ってきた高度は850m。あいにくと一帯は広く工事中で立ち入れない。雨で下が見えそうもないので通過することにした。

 リンゲ Linge でRV63 から RV650 に入り Norddalsfjord に沿ってドライブ。11:15 展望台があったので車を停める。雨に煙って幻想的なフィヨルド風景が目に飛び込む。ルピナスの花も自然そのままで、辺りの美しい景色に彩を与えている。

 11:35 
Liabygda フェリーを待つ間に狭い車内で昼食。12:00 
Storfjord を横断して 12:10 ストランダ Stranda に到着。RV60を Sunnylssfjord に沿って走るころに雨上がり、山と緑の森の美しさが目に入る。

 12:50
 ヘレシルト Hellesylt に。フェリー乗り場から少し離れて専用駐車場がある。車を降りると目の前は平滑な流れの滝 ヘレシルト滝 Hellesyltfossen。フェリー搭乗までカメラ片手にぶらぶらしている人が多かった。

 ノルウェーにきて初めてCOOPを見つける。これまでトマトなどはあって購入できたが、十分な種類の食料品を置いている店はなかった。期待を持って店の中へ。種々の野菜と果物が豊富にあり、あれこれと食べたいものを
購入した。13:45 フェリー代を支払い。駐車場から、少し離れて停船しているフェリーに向かう。

 14:00 世界自然遺産 ガイランゲルフィヨルド Geirangerfjord のクルーズに。乗船すると我れ先に車を降りて、みなデッキに駆け上がる。用意されている椅子をフィヨルドに向けて座る。遅れてきた人は、その後ろに座る。更に遅れた人は3列目 4列目。座れなくなった人は船室横の通路に立った。

 フェリーが揺れもなく静かに進む。穏やかなフィヨルドだ。切り立った山が重なりすてきな景色が次々と現われる。風光明媚な手付かずの大自然に息をのむ。大型のクルーズ船が音も立てずに外洋に出て行く。ポイント毎に説明が船内に流れる。何ヶ国語かの後日本語の案内もあった。

 流れ落ちる滝が7条あることから名づけられた7姉妹の滝にさしかかる。また大型のクルーズ船が来た。タイミングよく7姉妹の滝の手前。カメラを向けてシャッターを押した。クルーズ船の乗客が船室のバルコニーから手を振っている。こちらの船のかなりの人も手を振って応えていた。

 ガイランゲルに近づいて、今日の宿泊ホテルが遠くに見えた。フィヨルドのすぐ上の高台に立っている。これなら部屋からフィヨルドが一望できそうだ。ガイランゲルに近づく。大型のクルーズ船2隻停泊。1隻は煙突から煙を出している。まもなく出船か。15:00 ガイランゲルに着き 愉しかったクルーズは終了した。

 フェリー桟橋の周辺にみやげ物店やレストランなどがあり、他のフェリー乗り場とは異なってにぎやかだ。ガイランゲルはフィヨルド観光のひとつの拠点だからだろう。

 ツアーバスが立ち寄る観光ポイントの展望台とは反対のオンダルスネス方向に走り 15:15 ホテルチェックイン 部屋からガイランゲルフィヨルドが一望できる。この眺めは食後ゆっくりと楽しむことにして、お目当ての観光ポイントに直ちにでかける。

 15:55 フリィダルショーベ展望台 Flydalsjuvet 観光バスやたくさんの車で駐車場は満車。しかも一杯詰まって駐車している車が出られない状態。下の駐車場で車が出るのをしばらく待って、やっと駐車。

 車をおりて、上の展望台に行き、絶景を眺める。続いて下の駐車場に折り返し、駐車場から僅かに下に進むと、2003年ソニア王妃がガイランゲルフィヨルドの風景を眺めた地点だ。

 そこには王妃から贈られた大きな木製の椅子がひとつ設置されている。その椅子に座って風景を眺める。ここににあるとホテルで教えてもらった断崖とフィヨルドを見下ろす場所、探しまわったが見つからない。

 オルネヴェイエン
 Ornevegen 鷹の道とその先の展望台に。フリーダルスユーエ展望台とはフィヨルドをはさんでで反対の場所。ここからの眺望もすばらしい。高い位置にあるので俯瞰した風景が見られるのだ。

 クルーズ船が1隻になっている。ガイランゲルにクルーズ船が停泊していると、フィヨルドjの風景が、よりいっそう引き立って見える。17:50 展望台を離れ 18:05 鷹の道を下りたところに位置するホテルに帰着。

 
今日は天候の変化が激しい1日。急坂・急カーブの狭い道も3ヶ所。風景が次々と移り変わって、楽しいドライブとなった。 18:40 夕食 22:00 就寝

 本日の走行距離 127km   累計走行距離 948km

おりおりの熟年生活(ノルウェー レンタカー旅行)