中国沿海部の経済発展
今回上海周辺を訪れて中国沿海部の経済発展を実感した。
バスで移動中、スターバックスとケンタッキーフライドチキンの店舗は幾つもあった。上海市内には2つの大きなビルのモーテルもあった。水はコンビ二で購入した。
訪れた街の中は上海万博を控えていることもあり、どこも破壊と建設が同時に進捗している。
高層のビル群やマンション群が行く先々で立ち並んでいる。ビルの数の多さは東京の新宿や汐留などは問題にならない。中央分離帯が広い数車線の高速道路が整備され、最高速度は120km。
丁度私が就職したころ昭和30年代半ばから40年代半ばの日本の状況と同じといったらよいのだろうか。
当時の日本はオリンピックと万博の開催があった。現在の中国も北京オリンピックを終え、来年上海万博を控えている。
日本では新幹線開業と名神高速道路の開通があった。中国でも新幹線が開業したし、高速道路は良く発達している。
日本は産業を発展させるために資源と資金を傾斜配分して、資本主義の中に社会主義が持ち込まれていた。
中国は共産主義だがケ小平氏の改革開放により経済面では資本主義の様相を呈している。
だから経済面では日本と中国は同じような制度ともいえるのではないか。しかも中国は土地が全て国有だから買収などに手間がいらず、急速に整備するのに都合のよいようになっていよう。
当時の日本は所得倍増の掛け声で驚異的な経済成長を遂げた。
人口は多いが沿海部の発展から取り残されている内陸部は、中国の今後の経済発展にとっては大きな潜在力だろう。
したがってここ当分、中国の経済成長はとどまらないだろう。
国際収支の黒字と為替政策による金融緩和の影響でミニバブルになっているといわれるが、いつごろ顕在化するだろうか。 |
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