中 国 旅 行

旅行期間  09.7.20〜7.24
主な訪問地
 蘇州、杭州、桐郷(皆既日蝕観測)、紹興、上海


7:21(火) 晴れ

蘇 州 から 杭 州

 5:15 起床 6:00 ホテル周辺を散策、ホテル前の道路は工事中、早朝から工事にかかっている。大通りに出ると自動車や自転車の通行量が多い。7:00 朝食 8:10 ホテルを発つ。

 8:45 蘇州の 世界文化遺産・拙政園 に到着、現地ガイドの案内で周遊。

 中国庭園の特徴について説明あり。入り口に穴のあいた大きな岩・太湖石があって岩の後の庭を隠し、訪問者の想像を掻き立てるのです。また回廊は庭を構成する重要な要素ですと。

 拙政園の敷地は5万平方メートル、池が60%を占め、ハスの花が咲く今が見頃です。

 気温は現在37℃ですが、これから更に高くなるので熱中症に注意してくださいと。湿度も高く既に大量の汗が流れているのに。水分補給に留意しよう。




   拙政園からバス駐車場に向かう途中に中国らしい風景が。観光客を乗せた舟がゆっくりと運河を進んでくる。

 蘇州や杭州は景勝地として有名だ。蘇州は水路が多く東洋のベニスとも呼ばれている。

 9:55 バスは次の目的地に向かう。

 10:25 刺繍研究所 に到着。手作業中の刺繍織物を見学。小さな刺繍の蘇州の町並み風景で完成まで2.5月もかかる。また表からも裏からも見られる作品は継ぎ目がないと。

 展示されているいくつもの作品に驚嘆。写真のダイアナ妃に見られるように写実的、どの作品も色彩豊かで濃淡、陰影、質感、立体感などに優れている。これが刺繍かと驚嘆するばかりだ。

 両替したお金は旅行中には必要なさそう。ならば初めての中国旅行の想い出にと、中国風景の小品を購入。11:10 出発。

 11:20 寒 山 寺 に着く。高校時代に漢文で習った 楓橋夜泊 の漢詩が詠まれたお寺だ。

 楓橋夜泊に詠まれた鐘は度重なる戦火で消失し、今あるのは日本人が寄贈したものだそうな。12:00 食事処へ向かう。

 12:10 昼食 100名以上は入りそうに広い。ツアーバッジをつけた日本人が殆ど。日蝕に惹かれた人たちだろうか。

 流しの歌手がやってきた。美しい女性がテーブルの上に曲目一覧と1曲30元と記載した紙を差し出す。

 ひとり10元づつ出しあって相談 蘇州夜曲と夜来香の2曲を所望
なかなかの美声。時間を気にする添乗員から先を急ぐからバスに戻ってくださいとの慌しい声。

 12:50 バスが走りだした。

 バスから見える景観は林立する新しい高層のビルやマンション建設中のものも多い。

 13:40 および 15:00 トイレ休憩。バスを降りるとものすごい暑さが襲ってくる。

 16:40 杭 州 中国茶葉博物館 お茶をよばれ 17:30 そこを離れた。







 17:40 六 和 塔 に着いた。逆流する川 銭塘江を鎮め、灯台の役目を果たすように970年に建てられた中国の国宝だ。

 13層の重なりに見えるが実際は7層で、塔内の階段は102段とのこと。欧米人10数名のグループが塔の前の石段に座って写真撮影中。おどけて両手を挙げて笑い、愉しそうな雰囲気だ。

 グループが去った後 ひとりの女性が塔を見上げて写真を撮っている。塔の窓に若いカップルの姿が現れた。


 塔の前を流れるのは
 銭塘江。河口では世界有数の逆流現象が発生。天下の奇観といわれていると。銭塘江に架かるのは 銭塘江大橋 上が道路、下は鉄道の橋だ。その先には発展中の中国を象徴するような風景が展開していた。

 この時間になっても暑さは引かない。18:15 夕陽を受けてバスは走り出した。


 18:25 西 湖 に。いつ訪れても美しい湖とのこと。

 夕陽が映える 波映橋に向かう。淡い光がやさしい情景を浮かび上がらせている。遠くで1艘の小船が沖に向った。

 陽が落ちて 18:45 西湖を離れた。

 19:20 夕食。大勢の人でいっぱいだ。20:05 バスで移動、雨が降り始めた。21:10 稲妻がひかり雷鳴がとどろく。雨脚が激しくなってきた。バスの中は明日の皆既日食が見えないだろうという悲観論の人と一縷の望みを託す人の声が行きかう。

 21:25 桐郷国際大酒店 に到着。明日の皆既日蝕に備え、カメラの電池やメディアの状況を確認して 23:00 就寝。

おりおりの熟年生活(中国旅行)