ユーコン・アラスカ


オーロラと大自然を楽しむ

6,400kmのレンタカー旅行

トュームストーン州立公園 (デンプスター・ハイウェイ)
カナダ・ユーコン準州 07年8月撮影


「ユーコン・アラスカ オーロラと大自然を楽しむ 6,400kmのレンタカー旅行」をご訪問いただき有り難うございます。

 アクティブエイジの夫婦二人(70才と63才)と知人の熟年女性の3名が、2007年8月27日から9月14日までユーコン準州(カナダ)とアラスカ州(アメリカ)をレンタカーで巡り、6,391kmのドライブ旅行をしてきました。

 この時期のユーコン・アラスカは最高の旅行シーズンでした。

 今回の旅行の最大の目的は赤いオーロラを見たいことでした。そのため出発直前までアラスカ大学のオーロラ予報を参考にしました。その28日間予報によると満月と重なる8月末の3日間だけがアクティブです。

 オーロラの観察はユーコンではクロンダイク・リバー河畔、アラスカではノーザン・スカイ・ロッジが最適と考えていたので、出発の3日前に訪問のコースを反対回りにして8月末はクロンダイク・リバーで宿泊するように変更しました。

 クロンダイク・リバー・ロッジ滞在は8月29日〜9月1日の3泊4日でした。29日は黒い雲に全天が覆われ、30日は快晴でしたがオーロラは発生しませんでした。31日も就寝時は全天に雲でしたが、時間の経過とともに僅かな隙間があらわれ、オーロラらしきものが見えました。

 あまり期待はできないなぁと思いながらも川に架かる橋のたもとへ行きカメラを準備しました。次第に雲は上がり大きなオーロラが発生、南の空に上がっていた満月のところまで届くようになりましたが、まだ動きは静かなものでした。

 突然、オーロラが激しく動き始め、強い風に揺れるカーテンのようにたなびき、ものすごい速さで変化していきます。そのときでした。赤いオーロラが出現したのです。驚きに興奮して大きな叫び声をだしていました。僅か10分ほどでしたが充実した時間で、満足感があふれてきました。

 デンプスターハイウェイ
Dempster Hwy)とその一部であるテュームストーン州立公園Tombstone Territorial Park)はベリーの紅葉に彩られた秋色の素晴らしい風景を堪能させてくれました。

 クルアニ国立公園
Kluane National Park)の機上から眺めた氷河の流れは想像以上の美しい景観でした。氷河の直ぐ上を飛ぶとは思わず望遠レンズを持参したのは失敗でした。
 
 ランゲル・セントエライアス国立公園
Wrangell-Saint Elias National Park & ReserveのケニコットKennicottで見下ろした黄葉の美しいジュータンと銅を取り出した後に捨てられた土砂の山、その対照的な姿を忘れることはないでしょう。

 プリンス・ウイリアム湾
Prince William Sound)で最大の氷河 コロンビア大氷河(Columbia Glacier)をバルディーズ(Valdez)からの日帰りクルーズで訪れました。それはキーナイフィヨルド国立公園で見た氷河とはあまりにも規模が違い、大きさや迫力に圧倒されました。また3頭のオルカを間近くで観察できました。

 デナリ国立公園
Denali National Park
は少し時期はずれでした。しかしまだまだ見ごたえのある風景が展開していました。また3頭で食事に余念のないグリズリーやオスのムースなどを直ぐそばで見られシャトルバスの中は何度も大きな興奮に包まれました。

 ダルトンハイウェイ
Dalton Hwy)は黄葉のきれいな山並みがどこまでも続きドライブを楽しませてくれました。アラスカ縦断石油パイプラインの真下や真上に立ち、ユーコン川を渡って北緯66.33度の北極圏に到達しました。北極圏に近付くにつれて殺風景な風景に変化していきましたが、北極圏に展開している風景は優美で、想像していた荒涼とした風景とは全く違っていました。

 今回の旅行の写真、旅行記、計画と予約などを掲載しています。どうぞごゆっくりとお楽しみください。

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