シアトル レンタカー旅行記



 00.9.12(火曜) (成田〜シアトル)

  天候 晴れ (西日本は台風14号で大雨)  シアトル 晴れ

 シアトルの娘夫婦と会い、いくつかの国立公園やオレゴン海岸を巡る旅の始まりの日を迎えた。

 13:45自宅を出、リムジンバスに乗り 15:10成田空港着。アメリカでは自動車運転の対人補償額が少ないので、空港内で対人1億円、運転手2名の保険加入手続きをする。時間があったので、娘夫婦へ食べ物の土産を購入、カフェでコーヒーとケーキをとり、しばし寛ぐ。

 17:25飛行機に搭乗、見たところほぼ満席。18:05離陸。窓から見える薄明かりの月が中秋に近く大変に美しい。シャンペンをもらい旅行の前途を祝して乾杯。シアトル空港の手前で雪山が見える。オリンピック国立公園だろうか。

 9:55 シアトル SEATTLE 到着。天候 晴れ、気温 15℃、娘夫婦が出迎えてくれる。今日は婿も一緒に近郊を案内してくれるとのこと。言葉に甘えることにする。

   「シアトル市街と近郊」 まず、シアトルのシンボルで、タワー上部に円盤の展望台があるユニークな塔 スペースニードル に行き市内を俯瞰する。シアトルの整備され、高層ビルが林立する近代的な街並みが目に飛び込む。遠くに霞んで、雪をかぶったマウントレーニエも見える。

 チッテンデン水門 では5隻のボートやヨットが水門に入り、5分ほどの時間で水位を下げてワシントン湖から海に出て行くところに出会う。また水門で遡上できなくなった鮭のために、人工的につくった魚水路の一部がガラスになっている。その前に立つと、鮭の大群がきつい流れに逆らって遡上するさまが、水中で見ているように眺められ、なかなか壮観だ。鮭の本能的な生命力に感動する。

 その後 マイクロソフト本社 正面で記念撮影、オフィス内を案内してもらい、ソフト開発の現場の一端を見学できた。開発に疲れたときに気分をほぐすゲーム機が、窓際の通路に数台設置してあり、ふたりがゲーム機の前に立っていた。ついでなので社員食堂で昼食、屋外テラスのパラソルの下でコーヒーを飲む。 

 ワイナリー、シャトー・サンミッシェル に立ち寄り工場を見学、白・赤ワインを試飲、なかなか美味い味だった。広い敷地にでると点在する巨大な樹木と、足元から逃げない小鳥が思い出に残る。

 夕刻、娘が通学中の ワシントン大学 のキャンバスに行き、授業を受けているシックで調和のとれた校舎の前で写真を撮る。噴水をすかして見えるマウントレーニエが夕陽に映えて輝いている。小脇に書籍をかかえた学生たちが、三々五々たむろして楽しそうに過ごしている。3人の子供がスノボーで繰り返し走っていた。

 SALMON HOUSEでワシントン湖を眺めながら鮭を主体の夕食。旅行の無事を祈りワインで乾杯する。

 食後はシアトル市街が最も美しく一望できる高台 クイーン・アン へ。林立する高層ビルのいくつもの窓に灯かりがともり、きらめいている夜景を楽しんだ。


  00.9.13(水曜)  (シアトル)

  天候 晴れ

 8:00起床、疲れはなし。久しぶりに娘が作った食事を食べる。コストコ(00.秋、千葉県幕張に日本の第1号店開店、私の自宅から車で数分のところ)で買い物。売り場のディスプレイは日本とは全く異なり、驚くほどの広さだ。今日もシアトル近郊を回る予定。

 12:20 ボーイング航空博物館 に到着、戦闘機から民間機、初期から現代までの航空機を見たり、操縦席に座ったりする。 アイゼンハワー、ケネディからニクソン大統領まで使用された大統領専用機(エアホースワン)が屋外に展示されていたので搭乗、大統領執務室やベッドなどを見学、スタッフ席のシートに腰掛けたりした。

 人工衛星アポロの実物が、外壁が黒く焼け爛れて展示されている。ドアが開いているので内部がみえるが、かなり狭い。大きな乗員が3名も入るのは、かなり窮屈だろう。

 14:40シアトルに戻り ダウンタウン を散策。ウォーターフロントにまわりスターバックス1号店に行く。トレードマークの色はグリーンではなくここだけはもともとの茶色だ。店内も狭い。今の世界中への展開は想像もしていなかったのか。

 昼食は軽くカッフェスターバックスで済ませる。ダウンタウンやマーケットなどを散策。イチロー選手、佐々木投手、長谷川投手が活躍しているシアトルマリナーズ球場(セーフィコ・フィールド)の前も通る。佐々木選手の大きな写真が張り出されている。

 19:00 ワシントン湖畔の デニーパーク で持参したサンドイッチなどで夕食。夕焼けのマウントレーニエと赤くそまった湖がきれいだった。家族だろうか2組のグループが同じように食事持参で楽しんでいたのが印象的だった。

おりおりの熟年生活(アメリカ北西部レンタカー旅行)