ウォータートン・グレーシャー国際平和公園の
ド ラ イ ブ 情 報
初めての海外ドライブ向き。ただし一部の山岳道路は慎重な運転が必要 |
旅行期間 2000.9.14.〜9.17
観 光
岩壁を荒々しく曝した厳しい山岳、その懐に抱かれ、清らかな水にその姿を映す多くの湖、限りなくひろがる群青の大空、氷河で削りとられ、侵食された風景、自然の雄大さを堪能できるドライブコースだ。
私の宿泊したホテルやモーテルはいずれも湖岸に接し(部屋から水際まで20m程度)、山と湖を前に日の出、日の入り、月明かりの荘厳で美しい眺めをゆっくりと、思う存分に満喫できた。
グレイシャー国立公園はカナダのウォータートンレイク国立公園と国境を接し、ウォータートン・グレイシャー国際平和公園となっている。2ヵ国で管理している世界で唯一の国立公園。 全米の国立公園のなかで、来訪者が4番目に多い。
国境(出入国)
(アメリカからカナダへ)
チーフマウンテンインターナショナルハイウェイを走っていると、アメリカの税関の右横をフリーに通り過ぎた。100mほど行くと、そのままカナダの税関の横、建物の外にでていた女性の係官にパスポートをみせた。
滞在日数を聞かれ、入国日を記入されたパスポートが返却されて、それで終わり。その間2〜3分、実にあっけなかった。
なお、ハイウェイは5月中旬から9月下旬までのオープン(冬季封鎖)
(カナダからアメリカへ)
カナダの税関の右横をフリーに通り過ぎて、アメリカの税関の横に、外の柵に腰掛けていた係官にパスポートをみせると、それで終わり。
(注)再入国ではなく、日本からカナダに入国して、カナダからアメリカに入るときは、ビザが必要とのこと。(地球の歩き方49 アメリカの国立公園 第4版 229 ページ)
カナダドルのこと
カナダドルは手持ちがないまま国境を越えた。ウォータートン国立公園の入園料支払いのときに、10米ドルをだしたところ、8カナダドルの入園領収書と6.5カナダドルのお釣りをくれた。
ホテルレストラン、モーテル、買い物などはVISAカードで支払い、チップは6.5カナダドルで済ませた。なお、JCBカードはどこでも通用しなかった。
レンタカーの借り入れ
シアトルからカリスペル空港(ウエストグレイシャーまで約40km)に飛行機で飛び、カリスペル空港で借り入れた。 カリスペル空港では荷物受取所のすぐ前にハーツの営業所があった。
ハーツの窓口で、予約書、Speedy Rental Form、レンタル料割引書、私と妻のパスポート、運転免許、国際運転免許、JCBカードをだし、運転が2名のむねを申告、契約書に記載してもらって、その契約書にサインをした。その後車のキーと付近の地図を受け取った。
車の駐車場所は空港建物の壁際から並んでいて、私の借りた車は5台目で、ターミナルから僅か15mほどのところに駐車していた。
レンタカーの操作のチェック
運転関係、ミラー、シート、給油口などを確認する。ジャクソンホール空港(イエローストーン、グランドティートン国立公園の入り口)で借りた車と同じ車種なので20分程度で終了。ただし、ドアーキーと照明は手動なので、降車時のキー掛け忘れと照明の消し忘れに注意が必要。
車両No.をノートに記入。これで出発準備完了。
さぁスタート・道路事情
空港内は片側1車線の道を走る。すぐに国道US−2に突き当たる。左折。片側2車線でさほど車は多くない。制限速度65マイル。ウエストグレシャーで国道に分かれ左折、公園を横断するGoing to the Sun Road (通称GTTS)に入る。
GTTSは片側1車線。 レイクマクドナルドをすぎて、The Loopまではやや道幅は狭いが、特に運転に苦労はない。
The Loopから大陸分水嶺のLogan Passまでは慎重な運転が必要だ.。急激な登り坂で右側は切りたった絶壁、左側は岩石が道に張り出している。しかも狭い車線巾で、路肩はなく、白線が絶壁ぎりぎりに引かれている。急なカーブが続き、緊張の連続。
Logan Passの手前では、車が数珠繋ぎになり時速15〜20kmで運転、対向車が来ると細心の注意が必要だった。グレイシャー国立公園では、ここの運転だけがやや大変だった。峠からの下りは車線巾も広く、カーブも緩やかだ。
Goinng to the Sun Roadの峠道以外は片側1車線でも車線巾も路肩も広い。モンタナ州内の国道US−2やChief Mountain International Highwayの制限速度は70マイル(約110km強)で、たまに追い抜いていく車は80〜90マイルはだしていたのではなかろうか。
カナダ側のチーフマウンテンインターナショナルハイウエイは、急な下り坂。帰りは急な登りが長く続き、2,000ccの車はかなり重たそうで、スピードもあがらないようにみえた。
道路は完全舗装だったが、Bowman Lakeへの道Outside North Fork Roadは一部未舗装、PolebridgeからBowman Lakeまでの10kmは未舗装で1車線しかなく、対向車とは待避所で離合した。
静かで落ち着きのある美しい風景のところで、立ち寄って良かった所だが、観光ルートからは外れているので、車も人もは大変に少なかった。(右の写真ー事前に撮影の了解を得たーの2名の外には、湖岸で親子2人がいただけだった。)
駐車・給油・トイレ
駐車はアメリカではどこにでもあるひろびろとしたものであり、日本では駐車のときは何回か切り返しをする私でも特に苦労したことはなかった。
ただ、ローガンパスの駐車場は展望がよく、ビジターセンターがあり、かつHidden Lake Overlookへのトレイルのスタート地点にもなっているので、大変な混雑だった。(ハイシーズンにはすぐに駐車できないこともあるらしい。アメリカの駐車場でこのような混雑は、スーパーマーケットなどでも経験したことがない。)
給油はまったく不自由しなかった。主な地域にはカスステーションがあった。1日走っても距離が短いので結果的にはウォータートンとアプガーで給油しただけだった。
トイレも不自由はしなかった。近距離にあるビジターセンターや買い物をしたゼネラルストア、ときにはホテルも利用させてもらった。
宿 泊
9月中旬で一部のモーテルや、レストランが営業を休止していた。ホテルやモーテルが少ないので予約をした方がよいだろう。(私の宿泊したところはいずれも満室とのことだった)
レッドキャニオン
(ウォータートン)
チーフマウンテン
チーフマウンテン
メニーグレシャーH
スイフトカレント
プリンスオブウェールズ
ウォータートン
ボウマン湖へ
ボウマン湖
マクドナルホテルと
送迎用の車