油 木 美 林  
               
                           
               
               

 尾張藩が人工植林した油木美林。尾張藩の御神木としての留山(とめやま)に始まり、幕末までのおよそ300年、 そして明治から今日まで官有林、国有林として公用以外の伐採を禁じられた木曽五木が大きく生茂る原生林だ。

 深い森の中、御岳山からの雪解け水が幾つかの滝となって流れ落ちている。駐車場から緑の香りにつつまれた こもれびの滝に着く。(写真下段)滝つぼに落ちた水は神秘的な濃紺に染まっている。

 大自然の素晴らしさを満喫しながら森の遊歩道を上ること10分、昔から容姿を変えぬといわれ、その名がついた不易の滝に(写真上段) 黒い崖の上を流れ落ちる滝や緑濃い苔やシダの隙間から白糸のように落ちていく滝。しばらく佇んでいたら二人の女性に出会い写真を撮らせてもらった。

 10数年前は地元の人や登山家だけに知られた場所だったが、近年、遊歩道と橋、舗装された広い駐車場、トイレなどが整備され、癒しのスポットとして人気が出てきて都会からのツアーで訪れる人が多くなっている。この日もマイクロバスできたカメラマンのグループに出会った。

撮影日 2017.6.17
撮影地 長野県 油木美林 不易の滝 こもれびの滝 

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