南信州 伊那谷の桜(2015年)  
 

望岳荘 雪の朝
   

杵 原 学 校
   

麻績の舞台桜
   

松 源 寺
 
                           
 

松 岡 城 跡
   

大草城跡公園
   
吉 瀬
   

蔵澤寺 脇の道
 
                           
 

西 光
   
蔵 澤 寺
   
栖 林 寺
   

泉 龍 寺
 
     

笹 見 平
     

氏乗分教場跡
     

ますみが丘
     
ますみが丘
   
                           
                           

 4年ぶりに「南信州 伊那谷の桜」を訪れた。伊那谷は何度見ても飽きることのない様々な容姿や色つやの桜々を楽しむことができる。

 2015年春の気象はまったく異常だった。例えば飯田市街の「三石のしだれ桜」、WEBでは3月30日咲き始めとなっていたので、桜の前のSさん宅に4月1日電話を入れた。昨日(31日)は5分咲き、今日は満開です。早くいらっしゃいと。

 この年伊那谷の桜はどこも、咲き始めから満開まで3〜4日と、平年に比べると非常に短期間で見頃を迎えている。

 飯田市街地、高森町、駒ケ根市の桜を中心に撮影しようと、4月8日から3日間の予定で宿泊を予約した。しかし市街地の桜はいずれも8日には散り始めとか盛りを過ぎていますとなっていた。

 一方8日に電話をした豊丘村(笹見平のしだれ桜)と喬木村(氏乗のしだれ桜)は例年よりも1週間以上早くなっています。2日前に咲き始めたのですが、明日は満開でしょうととのこと。過去何度伊那谷を訪れても咲いていたことのない桜を、初めて鑑賞できた。

 8日5時30分 目覚めて窓のカーテンを開けた。雪が舞っている。宿泊した「望岳荘の桜」に雪がうっすらと積もっている。数枚撮影。珍しい景色の「小池さんの桜」を写したいと、直ちに出かけた。

 朝食後の8時過ぎて宿を出るとき、桜の下の春の淡雪は融けてなくなり、緑の草が一面に広がっていた。僅かな時間だけ出現した貴重な風景を見ることが出来たのは幸運だった。

 大阪から来るメンバーとは 杵原学校で合流した。校庭跡は泥んこで長靴が必要だった。いつもの駐車場に車を止めようとしたら、係員が飛んできて、今日は観光バスが20数台来てここに駐車します。あちらの駐車場に移動してください。

 古い木造校舎としだれ桜がすてきな「杵原学校のしだれ桜」。 生憎と雨に打たれ、花びらの色もくすんで見えて、華やかさが少ない。それでも魅力的な姿に変わりはなく、長靴姿のカメラマンが校庭の中でシャッターを切っていた。

 濃艶な容姿の「麻績の舞台桜」と端正な「石塚桜」。満開時に訪れると、いつもは車椅子の方々が大勢来ておられるのに出くわしたのだが、今日は雨が降っているからか人影は少なかった。

 この後、果樹園の中の椿に取り巻かれたしだれ桜を遠望して撮影。昼食はコンビニで軽食を購入して、コンビニ内のカフェで済ませた。

 「松源寺の桜」も見頃となっていた。訪れる人も無く美しい桜を堪能しながら撮影を愉しんだ。その先の松岡城跡のエドヒガンサクラは色鮮やかに、天守閣のあった広場で静寂に囲まれて佇んでいた。昔の栄華がしのばれる。

 高森南小学校の桜を訪れた。いずれも満開。校庭を取り巻く幹の太い桜は魅力的だ。雨が降っているので、子供たちが校庭でドッチボールやかけっこをし、絵を描いている様子が見られず残念だ。

 今年のお花見給食は13日とのことだが、散り果てた花びらの絨毯の上で楽しむのだろう。6年生が1年生の手をとり、弁当を持って運ぶ様子や子供たちの笑いながらの語らい。数年前に見た情景を思い出す。

 明日は天候が回復するようだから、今日の撮影は宿への帰途にある「大草城跡公園」で終わりにしようと話がまとまる。

 駐車場周辺の桜は既に散っていたが、八重紅しだれ桜やソメイヨシノなどは丁度見頃。雲間から僅かに姿を見せる雪のアルプスを入れて写真を撮ろうとしたが、成功はしなかった。

 9日は雲は多いが青空も覗く。宿を出て天竜川にかかる 坂戸峡の橋で駐車。桜並木と天竜川の流れを写す。駐車場は落ちた花びらがいっぱいでピンクに染まっていた。水の上なら花筏になっているのだろうか。

 吉瀬のしだれ桜に向かう途中道を間違えたがで、お蔭でアルプスと桜の写真を数枚撮影。

 「吉瀬のしだれ桜」 数台の車と10名余りの人がいて、撮影をしている。散ってはいないが見頃は過ぎたのか、色が少し褪せている。通りがかった地元の人が「さみしい色だね」と言葉を投げかけていった。

 蔵澤寺の駐車場に車を止める。駐車場は満杯。先に脇道に咲く桜と(今は見えないが)雪のアルプスとの写真を撮ろうと、そちらに向かう。数本の桜の下で2本の小さな木が生えている。面白いと何枚かシャッターを切った。

 「西光のしだれ桜」ここからなら歩いても近いからと、そちらに向かう。盛り土されたお墓の横に植えられている姿の良いしだれ桜だ。下から見上げると降り注ぐ光で美しい色が魅力的だった。

 蔵澤寺 古木のしだれ桜とともに山門前のしだれ桜も満開。古木の幹に味があり、熱心に撮影している人もいて、お互いに譲り合ってシャッターを切った。

 昼食はAコープで購入のパン。高台にある栖林寺の駐車場でアルプスに向けて車を止める。栖林寺のしだれ桜、遠くのアルプス、眼下の風景とたくさんの桜を見ながらの贅沢な食事となった。

 10年近く前、栖林寺の塀は新しくなって風情がなくなった。しかし今は白い壁がいくぶんくすみ、板が黒ずんできて、昔の塀のような良さが醸し出されてきた。桜との相性を引き出す写真が撮りたいものだ。

 笹見平のしだれ桜に向かう。途中泉龍寺に立ち寄り古木の桜を撮影。近くにいた地元の人は、もっと太く大きな桜があって子供のころよく遊んだと、懐かしそうに話を聞かせてくれた。

 笹見平のしだれ桜は細い道を曲がったら突然現れた。個人宅の敷地に咲いている桜で、車からは少し貧弱に見えたが、下から見上げると大きく立派な桜だった。

 喬木村役場で 氏乗のしだれ桜への行き方を訊ねる。細い道をこれで間違いはないのかと、相談しながら車を走らせる。

 遠くに立派なしだれ桜が見える。あれだろう。駐車場を求めて奥へ進む。今日訪れた桜では、この桜が一番見ごたえがあると、ひとりがつぶやいていた。

 明治時代に分教場が出来た時に植えられた、まだ130年ほどの桜だそうだが、大きくのびやかに育っている。しかも台地の端にあるから枝が長く下に伸びていて、黄色のラッパ水仙も桜を引き立てている。

 10日 「小池さんのしだれ桜」と「谷村さんの桜」を撮影後、ますみが丘に向かう。広い緑の大地の向こうに咲く巨大な桜。アルプスは霞んでいるが黒い山肌を入れたり、前の緑の大地を大きく入れた風景を撮影したりする。

 少し先のいつもはつぼみの桜が7分咲きになっている。左手に遠望の桜もすてきだと車を向ける。その後小出3区・西春近の容の面白い桜を撮影し、昼食はかんてんぱぱガーデンで。東京、大阪に帰ることから今回の撮影会は、これで終了となった。

 時間がなく、六道の堤、三峰川堤を訪れることはできなかった。見頃を迎えていたようだが、次の機会に訪れるとしよう。

撮影日 2015.4.8〜4.10
撮影地 長野県下伊那郡 飯田市 高森町 中川村 駒ケ根市 伊那市

おりおりの熟年生活(お茶の時間)