冬 の 道 東  
               
                           
               
               

 北海道の撮影に誘いを受けた。ツルやオオワシ・オジロワシの撮影は2月下旬がよいのだが、あいにく南米旅行に出かける予定だ。そのため1月27日から2月4日までの日程で計画をしてくれることになった。

 この時期ではツルの飛翔と霧氷が主な撮影対象だろうと道中での話。

 28日 十勝川温泉で付近のことを訊ねたら、家畜改良センター十勝牧場で1月14日から2月末まで 馬追い運動 があり、また1月25日から3月2日まで 十勝が丘公園ハナック広場で彩凛華(無数の光のオブジェ)があると教えてくれた。

   29日朝は馬追いを撮影した。125頭の馬が4群に分かれ、1群づつ1週800mの雪の運動場を、白い息を吐きながら疾走する勇壮な光景だった。

 中でも妊娠馬の大きなお腹を抱えて雪を蹴り上げながら走る姿は壮観。

 撮影に便利な簡単な2階のベランダもあり、地上と2階から馬の姿を追った。
 

 白鳥撮影に屈斜路湖の砂湯付近行った時、樹林の間から沖合に御神渡りが見えた。前日夕方は氷が張っていなかったので、岸辺から撮影しようとしていた。

 偶然2台の車が駐車しているのが見えた。車を止めて湖岸にでると、遠くにテントが2張見える。しかも岸からそこまで氷の上に足跡が。御神渡りまで続いている。

 これ幸いと近くまで行って撮影。テントの主は釣り人で、ニジマスを釣るとのことだった。

 2月2日 帰りの宿も十津川温泉。19時から始まる彩凛華を観に、会場の十勝が丘公園に出かける。思いのほか人出が多い。聞くところによると札幌からも、送迎バス付宿泊プランがあって、大勢の人が訪れているとのことだった。
 写真は光のオブジェ。光の動物や光のトンネルなど幻想的な世界だった。
 

 2月3日(月) 近くの 帯広市緑ヶ丘公園で氷の彫刻展が昨日曜日まで開催されていることを知って10時ごろに訪れたが、作品をクレーンで取り壊し中。昨日は14時ごろ宿に着いたから鑑賞できたと残念に思った。

   氷の彫刻展のこともあり宿を出る前に近くで催しはないかと訊ねた。今日はばんえい競馬が開催されていますと。

 帯広競馬場では日本で唯一のばんえい競馬が行われていると、パンフレットを見て知った。

 鉄橇を曳く馬が2ヵ処の坂を一息つきながら上るパワーとスピードを争うレースで、駆け引きも大きな見所だった。  
 
撮影日 2014.1.28〜2.3
撮影地 北海道