厳冬の美ヶ原に出かけた。「王ケ頭ホテル」の「写真教室プラン」に参加、増村征夫先生の案内で霧氷の風景を楽しんで写真を撮影した。

 先生による夜の写真教室の話はおおいに役立ち翌日からの撮影で早速実践。また撮影場所の選択や指導も的確。人柄も良く同行の全員がまた再訪したいと言っていた。

 到着した1日目は生憎の天候で、2日目以降に期待。夕食が山の上とは思えない内容と味で美味かった。

 2日目も朝から風が強く悪天候。早朝の撮影は中止となった。

 無料の雪上車体験があったので参加。南極観測隊の雪上車と同じものだそうで横殴りの激しい吹雪の中、車体を上下や左右に激しく揺らしながら、結構速いスピードで走行。美しの塔までの往復を楽しんだ。 
 

 午後、雪は降っていたけれども風が収まったので撮影に出かけた。霧氷の美しい森が続いているが中々写真にはならない。

 道を下って雪を除けていた除雪車が上ってきた。道幅いっぱいで人々は雪の斜面に足をかけ、通り過ぎるのを見送った。

 3日目、5時50分に集合したが、悪天候のため室内で待機。6時15分ごろ、東の空の一部が赤くなっていると先生の声が聞こえる。風は強く寒さは厳しいが皆表に出て、ホテル前の場所に三脚を立てる。写真教室以外の人々も大勢だ。

 しばらくすると南の方向の富士山が時々雲間から見えるようになり、僅か時間だったが赤く染まる空間に黒くシルエットが浮かび上がって見えた。

 ひとしきり撮影してロビーに戻ると、早朝から除雪をしているので、風で雪が吹き溜まりをつくらなければ予定どおり撮影にでかけると告げられる。さらに教室参加者でなくても、バスは2台出るので撮影に行きたい人はどうぞとホテルからの館内放送があった。

 7時30分からの朝食を手早く済ませ、バス出発の8時30分よりも前に乗車。座席が埋まったので予定よりも早く撮影予定地に向かう。

 美しい霧氷の森と遠くにアルプスの山々がバスの車窓から見える。この景色も写したいと思うが、撮影場所は霧氷の森が中心とゆっくりと進んで行く。

 この辺から撮影しながらバスの折り返し地点まで行きましょうとのことでバスから降りる。

 美しく白い霧氷をまとった樹木に取り囲まれる。ファンタジックなおとぎ話の世界に踏み込んだのかと思う。

 先生から私は色温度を4800ケルビンで撮ります。少し青味がかった寒い印象が出ますから。影や暗部をうまくとりいれると深みのある写真になりますとも。

 先生の写された写真をその場で見せていただき、同じように撮影するのだが、まったく異なる写真にしかならない。そこが技量の違いと分かっていても、なんとかならないかと思ってしまう。

 美ヶ原には若いころ何度も訪れ、最近も開田高原の山小屋に向かう途中に立ち寄ったこともある。しかし冬のシーズンは初めて。この美しい風景には魅了された。今回の教室参加者の中に51回目の参加という人もいたが理解できる。私もおそらく冬、再訪することになるだろう。

撮影日 2013.1.23
撮影地 長野県 美ヶ原

おりおりの熟年生活(お茶の時間)