礼文島 花と風景


レブンアツモリソウ

レブンコザクラ


エゾノハクサンイチゲ


イチゲと利尻富士

サクラソウモドキ

ヒトリシズカ


礼文滝への山道

ミヤマオダマキ

 レブンアツモリソウが見ごろの時期を見計らって礼文島を訪問、礼文島の花と風景を満喫した5日間となった。

 6月2日 羽田から稚内へ直行便の飛行機で。うに丼を食べてから礼文島に渡る。「ペンション うーにー」に宿泊。

 6月3日 車でレブンアツモリソウ群生地に向かう。8時30分の開門とともに入園、2時間ほども堪能、その間監視員の方とさまざまな雑談、開放されているのは5分ほどで周遊できるが、保護区域は東京ドーム3つ分の面積だそうな。

 昼のバスで知床に、そこからはトレキングで元地灯台を経て桃岩展望台へ。28番電柱から海岸寄りにわき道に入る。レブンコザクラとエゾノハクサンイチゲが斜面一面に広がっている。イチゲの花の白さと海の青さの対比が美しい。くっきりと浮かんだ利尻富士をときどき振り返りながら、ゆっくりと歩む。

 6月4日 車で香深井まで送ってもらう。たまたま「はなガイドクラブ」のメンバー6名と出会い、宇遠内へ行くとのことなので同行させてもらう。ガイドのため事前に、群生していない花の咲いている場所や咲き具合などを調べるそうな。

 ここに咲いていると草の陰の小さな花もしっかりと見つけている。さすがだ。これは○○の花などと教えてくれる。ガイド料なしで、この詳しい説明はありがたい。

 サクラソウモドキやヒトリシズカなどを写真に撮る。峠を越えて下り坂にはいるとエゾノハクサンイチゲとミヤマオダマキが足元から遥かかなたの斜面まで覆いつくしている。

 先を急ぐ「はなガイドクラブ」のメンバーと記念写真を写し、ここで別れる。咲きはじめて元気な花々を見ていると、私の脚はなかなか前進しないからだ。

 宇遠内から戻り、礼文林道で遅めの昼食、次は礼文滝に向かう。山の上から急な坂を下るときれいな花の絨毯だ。色とりどりの花が清流をバックにいっそう引き立っている。

 6月5日 今日も朝は車で元地海岸へ。桃台猫台展望台から地蔵岩までを歩く。途中で乾燥したわかめと昆布を片付けている人と雑談。利尻昆布の中でも礼文島の西海岸で採れるものが最高品質とのこと。

 11時10分の路線バスでスコトン岬へ。運転手に訊ねて今花の多いという道を進む。一組の夫婦と一人旅の女性に出会う。いろいろと花の名前を調べて教えてくれる。名前を知らない私には非常にありがたかった。

 4時間コースを鉄府まで。環境省の管理地で自生のレブンアツモリソウが何輪か。初めて対面した人はカメラのシャッターをしきりにきっている。近くには咲きはじめたネムロシオガマが数本。

 ここ鉄府から礼文町が管理するレブンアツモリソウ群生地に向かう。観光バスがひっきりなしに到着。狭い遊歩道は人で溢れかえりそうになる。

 6月6日 車で桃岩展望台まで。霧が出て昨日までとは違う風景が出現。風が強くなかなか前に進めない。チシマフウロがひとつわびしく咲いている。オオバナノエンレイソウ数日前は元気だったが、もう終わりのようだ。

 前にきた6月下旬、桃岩展望台あたりの斜面はさまざまな花で豊富な色彩が展開していたことを思い出した。

撮影日 2006.6.2〜6.6
撮影地 礼文島
 
おりおりの熟年生活(お茶の時間)