開田高原 晩秋  
               
                           
               
               

 11月に入って開田高原を訪れた。すでに紅葉は終わっているかと思っていたが、高度1500mの恩田原付近を除くと少し遅めの黄葉が十分に楽しめた。

 早朝は氷点下になる日もあり、木曽馬の里ではコナラの木の下には霜が降り、道端では霜柱もできていた。普通は泥が混じっているのだけれども、白く形のきれいな霜柱だった。

 日中の風景は山肌に一面の紅葉が広がり美しい景観だった。御岳山に白く積もっていた雪は、吹き荒れた台風の雨で溶けて地肌が見える状態だったが。

 管沢のすすきも傷んでおらず周辺の黄葉を引き立てている。探勝園では落葉樹の葉に太陽の光があたりきらきらと輝いていた。

 日の出数十分前は十六夜の月が辺りを煌々と明るく照らし、御岳山の斜面に沿って沈み、その後光が山頂に射して御岳山は赤く染まっていった。

 昼間は快晴無風の青空にすてきな模様の鰯雲が空いっぱいに広がり、早い動きで流れていく。夕暮れは小さかった雲が陽の沈むにつれて大きく美しい色合いに変わっていった。

撮影日 2017.11.2〜11.5
撮影地 長野県 開田高原

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