開田高原の風景 10月初め  
               
                           
               
               

 今年の天候はまったく不順だ。毎日雨か曇天、時々青空が覗くがほんの一瞬。遠くに青い空が見えても今立っているあたりに陽は射さない。

 それでも健康維持の散歩には出かけた。「蕎麦祭り」を開催の「木曽馬の里」へ。夜半の大雨が先ほどあがり、大わらわで準備をしており、車が駐車場以外の場所に何台も止まっている。ソバ立ちを撮ろうとどちらにカメラを向けても車がファインダーに入ってしまう。

 翌日再び「木曽馬の里」を訪れた。雲間から青空が見えてきたので、ソバにも光が入るかと待つ。ソバにはほんの1分ほどだけ光が当たり直ぐに通り過ぎてしまった。

 朝から大雨が降っていたが、小雨になったので車で出かけた。遠くの山は雲に隠れ、田んぼの畔にすすきが秋を告げていた。刈り取られた畑は緑の草が伸びていた。

 尾の島の滝から冷川に沿って移動した。苔むした岩の間を流れるきれいな水が印象的だ。2,000〜3,000kmの渡りをするアサギマダラに数回であった。羽の模様や色が美しい。この小さな蝶が長距離も飛翔するとは驚きにつきる。

 午前中晴れた日、木曽馬が放牧されているだろうと出かけた。何頭もの木曽馬が一心不乱に草を食んでいる。子供が長い草をたくさんとって馬に差し出す。馬は首を伸ばしてうまそうに食べていた。

 昼食はポッポ屋のピザ。海外からのグループと一緒になる。ここでは毎回海外からのグループと出会う。地蔵峠から城山を越えて歩くとのことだ。ここまできたから久しぶりに唐澤の滝に向った。落差100mの迫力ある滝だが訪れる人は少なく静かに落ち着いて写真が撮れた。

撮影日 2016.10.初旬
撮影地 長野県開田高原