開田高原 鵜類沢 霧氷 | |||||||||||||
冬季に開田高原を訪れると、滞在期間中には鵜類沢の美しい霧氷の景色を眺めることができる。しかしこの年1月の滞在中は気温の高い毎日で、薄っすらと霧氷は付着するだけで、木々が白く着飾ることはなかった。何十年も開田高原にきているけれども、1月に霧氷が見られないのは珍しい。 昨日までの天候とは変わり、今朝は急な冷え込みで気温はマイナス17℃、湿度は84%と空気中に含まれる水分も豊富、風も吹かず久々に綺麗な霧氷が楽しめた。 木曽馬の里での霧氷を写していたので、いつもよりは遅く8時を過ぎて鵜類沢に着いた。既に川筋に太陽光線が当たっている。陽が射し込む前なら、川筋に沿って撮影していくのだが、今日は奥まで車を走らせて、いつもとは逆順に撮影を始めた。 冷え込みが厳しいと川から白い霧が立ち込め靄っているのだが、今日はすっきりと遠くまで見通せる。白い霧氷に太陽が射して美しい。山の斜面の木々も繊細な霧氷に包まれ白く輝いている。すばらしい景色が私を取り囲む。 川筋から点在している家の間の坂道を上って行く。広々とした風景が広がる。陽射しが強く当たる山肌は既に霧氷が融けはじめている。お日様が当たると霧氷は直ぐに遠いところに行ってしまう。僅かな時間だけ見せてくれる純白の表情に魅せられる。 家内に朝食は先に済ませてとメール、今しばらく撮影を続けた。 撮影日 2016.2.8 撮影地 長野県木曽郡 開田高原 鵜類沢 |