開田高原の晩夏  
               
                           
               

 開田高原は久しぶりに訪れた。4月の海外旅行、5月は2つの国内旅行、6月初めに膝を痛め2ヶ月余り治療に専念。少し歩け、車にも乗れるようになったので、涼しい開田高原で足慣らしをしようと考えた。

 8月12日に訪れたのは深夜のセルぺウス座流星群を観察したいとの思いから。

 13日未明は社会福祉体育館のグランドから御嶽山を背景にレンズを向けた。右後から流星は飛んでくるが、撮影範囲の外が殆ど。

 それでも8個の流星が写せた。御嶽山の山頂に向かってやゝ大きい流星が飛んできたが、画面では半分しか写っていなかった。左の写真には御嶽山に落ちていく流星が写っている。

 14日未明は九蔵峠から東南の方向にカメラを向けた。地上が明るくなるほどの火球が山端近くを流れ、観察できて感激したが、カメラの位置からは外れていた。

 14日は前日よりは明るめの流星が多く、2枚目の写真のように青白く流れる流星がいくつか見ることができた。

 開田高原は既に秋の訪れを感じさせる。12〜27日(20,21日は所要で千葉に帰宅)の最低気温は15℃があった1日を除いて13℃台、9.1℃の25日は全国で2番目の低さとNHK長野放送局のニュースで流れていた。

 開田は温度差の大きさから甘いトウモロコシがとれるが、この時期は村内のあちこちで販売中。観光客やひいきの客などが立ち寄っては購入。宅急便で全国に発送。私も例年のことながら妹に送り、千葉には沢山持ち帰ってきた。

 きれいな花も種類が多い。コスモスは新地蔵トンネルを抜けると道の両側に途切れることなく咲いている。そばの白い花、オミナエシ、ハギなどは今を盛りと咲いている。アキノキリンソウなどもちらほら咲き始めた。

 移築した古民家で毎年開催される開田高原森の音楽会。深緑の木々をバックに美しい音色が流れる。今年は伝統的な箏と三味線およびガイアドラムの演奏だった。静かで優美な環境で聴いた演奏は心の中にしみこんでいった。

撮影日 流星:2013.8.13〜14

おりおりの熟年生活(開田春秋)