開田高原 霧氷  
               
                           
               
               

 2013年1月の開田高原の気象は例年とは異なっていた。年末に雨が降り雪が解けた。その後も降雪はなし。私が滞在した4日から11日までは連日快晴。

 山小屋から見える御嶽山。連日透きっとるような青空の下、白く冠雪した山頂が赤く染まっていた。例年なら数日に一度山頂を見せるのみだが。山小屋の前の積雪も例年よりも数十センチは少ない。ニュースでは大雪に見舞われている地方もあるらしいのだが。

 寒さも5日はー18℃まで下がったが、その他の日はー10℃前後。日中でも氷点下の毎日が、滞在中は0℃以上、7℃にもなった日があり雪が解けて水になり道路を流れていた。

 まずまずの霧氷が見られたのも5日の早朝だけだった。末川に沿って車を走らせる。所々で車を止めきれいに霧氷のついた風景を写す。寒さ次第では山の木々も霧氷になるのだが、今日は川沿いだけが霧氷。

 川一面に川霧が発生している。激しく大きく立ち上る場所もある。8時山の斜面や木々の上に斜光が射してきた。慌てて車を止めて橋の上からシャッターを切る。末川で約1時間美しい風景を眺めて写真撮影を楽しんだ。

撮影日 2013.1.5
撮影地 長野県開田高原

おりおりの熟年生活(開田春秋)