開田高原と近郊風景  
               
                           
               
               

 厳冬期の雪景色を見ようと開田高原に向かう。午後三岳村の白川氷柱群へ。ここ数日続いた寒波による冷え込みで見事な景観だ。青白く冷たく冴えた色合いをしていて、すばらしい。

 翌早朝は木曽馬の里に出かける。御嶽山に朝日が差し込み山頂が赤く染まっていく。静かに凛とした空気が漂う。

 こぶしの樹に近寄る。花芽がたくさんついている。薄く霧氷がついて春の訪れを待っている。4月の花時が楽しみになる。

 末川に下りる。気温はマイナス14度と厳しいのだが、木々についている霧氷は僅かだ。それでも光があたると美しくきらめき目をひきつける。

 川霧が発生。次第に大きくなって、川面を流れていく。水温ととの温度差があるからだろう。見応えがある風景をかもしている。

 午後は日和田高原に向かう。雪面に白樺の陰が長く伸びている。積雪が例年の半分程度で美しい影を十分に見ることができた。

 チャオへの道の途中、小さな木が雪に囲まれて樹氷のような景観になっていた。何度も通っている道だが、このような景観を見たのは初めてのように思う。見落としていただけだろうか。

 10日後に再訪予定だが、どのような姿を見せてくれるか楽しみだ。

撮影日 2011.1.12〜1.14
撮影地 長野県木曽郡開田高原、三岳村  岐阜県高山市日和田高原